34歳のJ.J.スポーンが涙のメジャー初制覇 松山英樹は42位
◇メジャー第3戦◇全米オープン 最終日(15日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)
34歳のJ.J.スポーンがメジャー初優勝を飾った。首位に1打差の2位から4バーディ、6ボギーの「72」で回り、通算1アンダー。出だし6ホールで5ボギーを叩きながら、バックナインで4バーディ(1ボギー)と巻き返した。1打リードで迎えた最終18番では20mのバーディパットを沈めて場内を興奮の渦に。悪天候による1時間36分の中断を挟み、一時は首位に5人が並ぶ大混戦を制した。
サンディエゴ州立大を経て2012年にプロ転向。米下部ツアーで腕を磨き、2016年の秋にPGAツアーに昇格した。これまでの唯一の勝利は22年「バレロテキサスオープン」。今季は「コグニザントクラシック」で2位、「ザ・プレーヤーズ選手権」ではロリー・マキロイ(北アイルランド)とのプレーオフに敗れて2位と好成績を残してきた。2021年以来、自身2回目の大舞台で母国のナショナルタイトルをつかみ、喜びの涙を流した。
2打差の1オーバー2位にPGAツアー2勝のロバート・マッキンタイア(スコットランド)。2オーバー3位にビクトル・ホブラン(ノルウェー)が入った。
単独首位から出たサム・バーンズは「78」と崩れ、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー、ジョン・ラーム(スペイン)と同じ4オーバーの7位。1打差の2位でバーンズと最終組から出たアダム・スコット(オーストラリア)は「79」で6オーバー12位に終わり、2013年「マスターズ」以来のメジャー2勝目を逃した。
スコットと同じ12位にはブルックス・ケプカ、ザンダー・シャウフェレらが並んだ。7オーバー19位にマキロイらが続いた。
14オーバーの63位タイから出た松山英樹は3バーディ、1ボギーの「68」で回り、通算12オーバー42位で終えた。