【フローラS】(東京)中団から突き抜けたカムニャックが樫の舞台への切符を手にする|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI

東京11Rの第60回フローラステークス(3歳GII・牝馬・芝2000m)は7番人気カムニャック(A.シュタルケ騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分58秒6(良)。1馬身1/4差の2着に1番人気ヴァルキリーバース、さらにハナ差の3着に18番人気タイセイプランセスが入った。

カムニャックは栗東・友道康夫厩舎の3歳牝馬で、父ブラックタイド、母ダンスアミーガ(母の父サクラバクシンオー)。通算成績は4戦2勝。

レース後のコメント 1着 カムニャック(A.シュタルケ騎手)

「ここ3週間、勝てていなかったのでとても嬉しいです。調教でも少し行きたがるところがあったので、注意して乗りました。道中、かかるところはありましたが、なだめながら行くと、落ち着いてくれました。このパフォーマンスで勝ってオークスへ行けることをとても嬉しく思います」

1着 カムニャック(友道康夫調教師) 「前半、折り合いを欠くところがありましたが、3コーナー手前では馬の後ろに入れてガマンしていました。予定通り、指示通り、ジョッキーがうまく乗ってくれました。新馬を2000メートルでおろした馬ですし、オークス向きと思っていましたが、新馬戦の後、調子を落としてしまいました。ここに来て、ようやく上向いてきました。今は右肩上がりで良くなっています。オークスへ良い状態でもっていきたいですね」

2着 ヴァルキリーバース(C.ルメール騎手) 「最初に少しひっかかりました。チークピースを使いましたが、走りながら一生懸命すぎるところがありましたし、もういらないかなと思います。ゲート裏でテンションが上がってきました。まだ甘いところがありますが、その中でよく頑張ってくれました。勝った馬をマークしましたが、最後は少し疲れてしまっていました」

3着 タイセイプランセス(石橋脩騎手) 「前回は勝たせるために前に出して行きましたが、この馬の良いところは末脚だと思っていたので、今日はそのつもりで下げてじっと我慢させました。ペースも遅かったですし、開幕週としてはタフな馬場である程度前が止まるので、そういうことも頭にあり終い勝負に出ました。ただ、直線で、ルメール騎手と同じタイミングであの進路を狙ってしまいました。ただ、そこから切り替えてもきています。あそこの進路に入れたらもしかしたら...という感じでした。勝ちに行っての結果ですね。馬はすごく反応してくれました」

4着 エストゥペンダ(三浦皇成騎手) 「枠が出たときから、ハナまでは考えていませんでしたが、ケンカするくらいならこの馬のリズムでと思っていました。出てから一定のリズムで楽に落ちついたところで行けました。全体的なリズムとして良かったです。ただ、欲を言えばもう少し流れた中で壁を作って競馬してあげたかったです。よくこの形で最後まで頑張ってくれました。権利をとれず申し訳ないです」

5着 タガノアビー(藤岡佑介騎手) 「内枠で、外に出しきれませんでした。条件を考えると内枠は良い枠ですが、この馬にとっては、あまり器用なタイプではないので、外目を回していきたいなと思っていたのですが、それがかなわなかった分の5着でした。さばきながらよく伸びていると思います」

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