一眼レフの代わりとしてハイエンドスマホを購入するのはアリ?カメラ性能が高いスマホ3選(スマホライフPLUS)

カメラ性能が高いハイエンドスマホの代表格は、iPhoneのProモデルです。近年のiPhone、特にProモデルのカメラの進化は「コンピュテーショナルフォトグラフィ」、つまりAIによる画像処理技術の進化が牽引しています。センサーサイズが大きくなり、より多くの光を取り込めるようになったことに加え、撮影した複数の画像を瞬時に合成し、最適な一枚を生成する「Deep Fusion」や、明暗差の激しい場面でも白飛びや黒つぶれを抑える「スマートHDR」といった機能が、誰でも簡単に美しい写真を撮影できる環境を実現しています。 特に明るい日中の撮影においては、iPhoneが生成する写真は、一眼レフに勝るとも劣らないほど鮮やかで、SNS映えする「見栄えの良い」写真を手軽に得られます。

では「ハイエンドスマホは一眼レフの領域に達した」と言えるのでしょうか。 結論から言えば「イメージセンサーのサイズでスマホは一眼レフに遠く及ばない」「レンズ群のバリエーションでもスマホは一眼レフに遠く及ばない」のも、また現実ではあります。 ニコンやライカなどの一眼レフ(ミラーレス含む)が採用するフルサイズセンサー(約36mm×24mm)は、スマートフォンのセンサーと比較して圧倒的に巨大であり、光の情報量の多さが写真の品質そのものを大きく引き上げているのです。プロの現場では、ハイエンドスマホが一眼レフの完全な代替とはなりにくいのが現実です。 もっともその分、画像処理技術の進歩には目を見張るものがあるのもまた事実です。 ・ノイズを極限まで抑えたい夜景撮影 ・ポスターサイズへの大判プリントを前提とした撮影 といったプロユース『以外』の領域において、ハイエンドスマホで撮影した写真と、一眼レフで撮影した写真は、一般的な用途ではほとんど差が無いと言えるでしょう。むしろデータ転送の手軽さや、専門のフォトグラファーでなくても十分な写真を撮れる補正技術により、スマホの方が便利な場面もあるのです。


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ここまで見てきたように、ハイエンドスマートフォンのカメラ性能は非常に魅力的ですが、その価格は20万円を超えることも珍しくなく、購入をためらう人も多いでしょう。また20万円を超える端末を「毎日ポケットに入れて持ち歩く」のは不用心な感も否めません。 そこでおすすめなのが、「カメラとしてハイエンドスマホを使い、普段使いは格安スマホで済ませる」という新しい使い分けです。

たとえばドコモの「いつでもカエドキプログラム」は残価設定型24回払い、ソフトバンクの『新トクするサポート』は48回払いで、それぞれ約2年後に端末を返却することで残りの支払いが免除される仕組みとなっています。これを利用すれば、高価なハイエンドスマホを実質半額程度で2年間使えます。 つまり、「最新のカメラ性能を2年間のレンタル感覚で利用する」と割り切るのです。そして、通話やSNS、決済といった日常的な用途には、数万円で購入できる必要十分な性能を持った格安スマートフォンを別途用意します。 写真を撮りたい特別な日や旅行の時だけ、最高のカメラ性能を持つハイエンドスマホを持ち出す。普段は軽快でバッテリーを気にせず使える格安スマホで過ごす。 このような「2台持ち」のスタイルは、高価な一眼レフカメラを購入し、レンズやアクセサリーを揃え、メンテナンスしていくコストと比較しても合理的で賢い選択肢と言えるでしょう。

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