イラン最高指導者、核問題巡り米の要求拒否 ウラン濃縮継続へ

 6月4日、イランの最高指導者ハメネイ師(写真)は、核開発問題を巡る米政府の提案について、イランの国益に反していると表明、ウラン濃縮を継続する方針を示した。5月20日、テヘランで撮影。WANA提供(2025年 ロイター)

[ドバイ 4日 ロイター] - イランの最高指導者ハメネイ師は4日、核開発問題を巡る米政府の提案について、イランの国益に反していると表明、ウラン濃縮を継続する方針を示した。

米国とイランの核協議ではウラン濃縮を巡る問題が対立点となっていた。ハメネイ師は演説で、ウラン濃縮はイランの核開発にとって引き続き重要だと表明した。

「米国の無礼で傲慢な指導者たちは、われわれが核開発計画を持つべきではないと繰り返し要求する。イランが(ウラン)濃縮を行うべきかどうかを、一体誰が決めるというのか」と述べた。

イランの外交官は2日、ロイターに対し、同国が核開発問題を巡る米政府の提案を拒否する構えだと述べていた。 もっと見る

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