宮田成華が初優勝へ首位発進 川崎春花ら2打差2位 キム・ヒョージュは21位
◇国内女子◇ヨネックスレディス 初日(6日)◇ヨネックスCC(新潟)◇6339yd(パー72)◇晴れ(観衆2367人)
シーズン第12戦が開幕し、27歳の宮田成華が単独首位発進を決めた。ボギーなしの1イーグル5バーディで回り、ツアー自己ベストにあと1打と迫る7アンダー「65」をマーク。2020年「スタンレーレディス」、23年「資生堂レディス」に続く3度目の首位スタートから待望の初優勝を目指す。
「ショットがすごく安定していた。特に大きなミスもなく、ピンチもなく1日を回れた」とうなずく充実のラウンド。前半18番(パー5)は30ydからチップインイーグルを奪った。
2週後の「ニチレイレディス」終了後、ツアー後半戦の出場優先順位(QTランク)を決める第1回リランキングが控える。昨年実績ではランク20位までなら第2回までの全13試合に最初からエントリーできた。宮田は現在16位につけるだけに「アグレッシブにピンを攻めていくゴルフができるようになった」と気持ちにゆとりもある。
ツアー5勝の川崎春花が5アンダー2位。今季17ラウンド目で2度目の60台となる「67」はシーズンベストだった。同順位でセキ・ユウティン(中国)、ルーキーの寺岡沙弥香が並んだ。
今季1勝の穴井詩、メルセデスランキング4位で初優勝を狙う菅楓華、ルーキーの徳永歩らが4アンダー5位。4日間を戦った「全米女子オープン」から連戦の小祝さくらは3アンダー10位につけた。
主戦場の米女子ツアーからスポット参戦の世界ランキング9位、キム・ヒョージュ(韓国)は3バーディ、1ボギーの「70」で2アンダー21位。メルセデスランク2位の神谷そら、3月「アクサレディス」以来の今季2戦目となる48歳・大山志保も2006、15、18年と3勝を挙げているコースで同順位につけた。
メルセデスランク1位の佐久間朱莉、ディフェンディングチャンピオンの新垣比菜は1オーバー69位で予選通過(50位タイまで)へ巻き返しが必要なポジション。前週「リゾートトラスト レディス」で初優勝を飾った稲垣那奈子も3オーバー91位と出遅れた。
<上位成績> 1/-7/宮田成華 2T/-5/川崎春花、セキ・ユウティン、寺岡沙弥香 5T/-4/小野祐夢、佐藤心結、穴井詩、徳永歩、菅楓華 10T/-3/都玲華、森田遥、荒木優奈、青木瀬令奈、菅沼菜々、小祝さくら ほか