iOS 18.6、アップルが全ユーザーに「今すぐ」アップデートを勧める25の理由
前回のiPhoneアップデートから長い時間が過ぎたと感じているなら、その感覚は正しい。前回のアップデートであるiOS 18.5は米国時間5月12日にリリースされ、それ以降は小規模なセキュリティリリースもなかった。これはソフトウェアがライフサイクルの終盤に近づき、かなり安定していることを示している。ここでは新しいリリースの内容と入手方法を紹介する。 アップルは、今回のリリースに24件のセキュリティアップデートが含まれていると明らかにし、写真アプリの問題に対する1件の修正も強調している。合わせて25の理由があり、アップルはユーザーにアップデートを強く勧めている。 ちなみに、iOS 18.5が登場した当初はこの秋に「iOS 19」が続けてリリースされると考えられていたが、その数週間後、アップルは命名規則を全面的に見直し、各OSにその主な利用年を示す数字(次のOSは「26」)をつけると発表している。 ■どのiPhoneがiOS 18.6にアップデートできるのか iOS 18のサイクル中の他のリリースと同様に、iOS 18.6は2018年以降に発売されたすべてのiPhoneに対応する。すなわち、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降の機種が対象だ。このリストには第2世代と第3世代のiPhone SEも含まれる。そしてiPhone 16シリーズの全モデル、iPhone 16 Pro MaxやiPhone 16eまで含まれる。なお、これが最後の機会かもしれないが、現在公開ベータ版のiOS 26はiPhone 11シリーズ以降とのみ互換性があり、9月に正式リリースされる予定だ。 ■アップデート方法 iPhoneの「設定」アプリを開いて「一般」を選択し、その後「ソフトウェアアップデート」を選ぶ。続いて「ダウンロードとインストール」(または「今すぐインストール」)をタップすれば、まもなく端末にインストールされる。今回のアップデートは大容量で、筆者のiPhone 16 Pro Maxでは1.07GBだった。 ■iOS 18.6の内容 リリースサイクルの終盤では新機能が追加されることはほとんどない。今回もほぼすべてがバグ修正とセキュリティアップデートとなる。 ただし変更点が1つある。それは写真アプリに関連した問題だ。アップルのリリースノートによれば「メモリームービーが共有できなくなる場合がある写真アプリの問題を修正」したという。筆者自身はこの問題を確認していないが、アップルは修正済みとしている。 さらに24のセキュリティ修正が含まれている。そのうち約3分の1はSafariの基盤となるWebKitに関するもので、悪意あるウェブサイトを訪れた際にユーザーの機密情報が漏洩したり、偽のウェブアドレスが表示されたりする可能性があった。