町田が京産大に辛くも逆転勝ち!2年連続大学生のジャイキリ許さず
[6.11 天皇杯2回戦 町田2-1京産大 Gスタ]
天皇杯の2回戦でFC町田ゼルビアが京都産業大に2-1で逆転勝ちし、7月16日の3回戦に駒を進めた。
2年連続7回目の出場となる京産大は、1回戦で滋賀県代表の守山侍2000を3-1で下し、創部以来初となる2回戦進出を決めた。2回戦の相手はJ1の町田。町田は昨年度大会で筑波大にジャイアントキリングを許していることからも、大学生に2年連続で敗れるわけにはいかない一戦になった。立ち上がりから攻め込んだのは京産大だった。前半6分に左からの横クロスを合わせたFW妹尾颯斗(3年=広島ユース)のシュートがGKに防がれると、MF皿良立輝(2年=C大阪U-18)が詰めるがMF林幸多郎のクリアに遭う。リズムを作った京産大だったが、先制点を決めることはできない。
すると徐々に町田も5バック気味に守る京産大の守備網を攻略し始める。しかし前半27分のCKから作った波状攻撃を守り切られると、同30分にはFWナ・サンホの左クロスからこぼれ球をMF藤尾翔太が押し込んでゴールネットを揺らすが、わずかにオフサイドとなり、こちらも先制点を決めることはできなかった。
スコアが動いたのは後半13分だった。京産大はMF滝口晴斗(3年=広島ユース)のロングボールをMF末谷誓梧(3年=C大阪U-18)がヘディングで折り返す。これをMF長谷川裟恭(4年=京都橘高)が左足で合わせると、GKを弾いたボールがゴールラインを超えていった。町田は溜まらずベンチスタートさせていたMF相馬勇紀らを投入することになった。
町田は後半27分にエリア内から放ったMF仙頭啓矢のシュートがゴールネットを揺らすが、判定はオフサイドで得点は認められない。しかしついに同41分、左クロスを頭で合わせた藤尾のゴールで同点に追いつくと、後半アディショナルタイムに入ったところで獲得したPKを相馬が決めて逆転に成功した。
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