【○虎将トーク】阪神・藤川監督、初勝利デュープに「人生経験が今に生きて、これからも…」チーム4盗塁は「数は数えていなかった」

来日初勝利の阪神ジョン・デュプランティエを称える藤川球児監督 =甲子園球場(撮影・甘利慈)

(セ・リーグ、阪神7ー1ヤクルト、6回戦、阪神4勝2敗、3日、甲子園)2連勝の阪神が首位巨人に並んだ。一回2死三塁からの佐藤輝明内野手(26)の右前打で先制。三回1死一、三塁では大山悠輔内野手(30)の三塁線を破る2点二塁打で加点した。六回は中野拓夢内野手(28)の左犠飛と敵失などで4点を追加した。3安打2打点の佐藤輝の5戦連続打点は2022年8月17日ヤクルト戦(神宮)ー21日巨人戦(東京D)以来。6回無失点のジョン・デュプランティエ投手(30)は来日初勝利。2番手湯浅京己投手(25)は復帰後甲子園初登板で1回を三者凡退に抑えた。藤川球児監督(44)の主な一問一答は以下の通り(成績=16勝12敗1分、観衆=4万2613人)。

2日の連敗脱出トークはこちら

★テレビインタビュー編

ーー投打が噛み合った勝利を振り返って

「ご覧の結果というか、良いゴールデンウイークの、この2試合目で、ファンの方に大変喜んで頂いたし、良かったんじゃないですかね」

ーーデュプランティエが来日初勝利

「一歩目ですからね。これからどんどんというか、一つ一つ、この日本での成功のために丁寧に丁寧に、練習からする選手ですから、非常にこの先、楽しみにしています」

ーー六回のピンチ(2死一、二塁)もしのぎ、打たせて取る投球に見えたが内容を振り返って

「あまり会話をしていないので、ちょっと分からないですけど、まあ、十分じゃないですかね、その辺りはね」

ーー2番手・湯浅はファンも待ちわびた甲子園での登板になった

「まあ、普通ですね。良かったと思います」

ーー打線は先制から中押し、ダメ押し

「はい、そうですね。ファンの方の声援が後押しをしながらで、乗って行ったように映りましたね。非常にファンの方と一体になって、グラウンド上で、連動したようなシーンでしたね」

ーー4盗塁で、機動力を絡めて7得点

「選手に聞いてもらって。まだまだ始まったばかりですから」

ーー佐藤輝は3安打2打点

「5月、まだ始まったばかりですから。このまま勝って奢らず、丁寧に。まあ、ペナントレースですから、やって行くと。選手みんなが思っていると思います」

ーー4日に向けて

「明日は伊原ですから。今、1勝か。2勝目ができるように願いながら、また明日もファンの方に見守ってもらえればいいんじゃないかな、と思いますね」

★囲み編

――デュプランティエの日本で成功するために学ぼうとする姿勢も彼の良さ

「まだまだだよね。そこに行くまで、まだ短い期間では、そんなに甘くないですからね。一つ一つです」

ーー一つ一つ積み重ねていく

「それはもう…簡単だなと思った瞬間に進歩が止まりますからね。彼の場合は大丈夫だと思いますけど。積んできた人生経験とかが今に生きて、これからも生きてくると思いますね」

ーー工藤が1軍復帰登板

「成長はどうでしょうね。また投手コーチに聞いてもらえればいいのかな、と思いますね」

ーー4盗塁で攻める姿勢も出た

「数は数えていなかったので、あまり分からないですけど。また明日がありますからね。選手に頑張ってもらうのみですね」

ーー球場の雰囲気は

「タイガースらしいといいますかね。子供たちも楽しそうでした。選手たちも思っているけど、今の子供たちがまたタイガースでプレーをしたいと思いながら…今は90周年ですけど、100周年ぐらいの時には、今見ている子供たちが、球場に来ている子たちがプレーするようになることを思いながら、選手たちもプレーをしていますから、日々、それを励みにみんな頑張っています」

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