「ジャングリア沖縄」に入れないので “近くの森” に行ってみた結果 → 恐竜が飽きるほど出てきて笑った / DINO恐竜PARK やんばる亜熱帯の森
何かと話題の新テーマパーク「ジャングリア沖縄」に行こう! と思ったら、人気すぎて入れなかった。そもそもチケットが買えなかった。恐竜大好きな娘を連れて行きたかったのだけど……。
そこで予定を変更し、「ジャングリア」から車で10分ほどの場所にある「DINO恐竜PARK やんばる亜熱帯の森」へ行ってみることに。「ジャングリア」と違ってまったく混んでいなかったが、恐竜の数がケタ違いで笑ったぞ!
・「ジャングリア」の近く
沖縄県名護市にある「DINO恐竜PARK やんばる亜熱帯の森」は、紅芋タルトでおなじみ「御菓子御殿 名護店」に併設された施設。運営しているのも「御菓子御殿」だ。
もともとは植物園として運営されていたが、2016年に恐竜テーマパークとしてリニューアルオープンしたらしい。普通のお土産屋の外に巨大な恐竜がいるという、なかなか珍しい施設になっている。
ここから先は有料エリア。
入場料は大人(16歳以上)1000円、子供(4歳~15歳)600円だ。
・太古の森へ
ゲートをくぐるとまず学習パネルが設置されており、そこで恐竜時代についての基礎知識を得たあと、タイムトンネルを通ってパークに入る。そこには、1億年前にも生息していたとされるヒカゲヘゴの原生林が広がっている。
パーク内は様々な植物がうっそうと生い茂っており、どこからともなく恐竜の鳴き声も。まさに『ジュラシックパーク』の世界そのものだが、遊歩道はしっかり整備されているので意外と歩きやすい。
森の中にはステゴサウルスやブラキオサウルス、プテラノドン、ヴェロキラプトルといった多種多様な恐竜たちが潜んでいる(しかも微妙に動く)。大げさではなく数歩ごとに出現するので、見ていて飽きることがない。
というか……多すぎる。恐竜があちこちにいすぎる。「せいぜい20体くらいかな? 娘の好きなティラノサウルスやトリケラトプスが見られればいいな」などと考えていた私(あひるねこ)が甘かった。
もともと植物園だったと聞いて完全にナメていたが、ここはそんな平和な森ではなかったのだ。調べてみたところ、「DINO恐竜PARK」に設置されている恐竜の数は、なんと……
80体以上!
・恐竜密集地
そう、「ジャングリア」と違って30分程度で一周できるコンパクトな敷地の中に、80体もの恐竜がひしめき合っているのである。これもうジュラ紀や白亜紀の森より恐竜いるだろ。少なくとも、施設内にいる人間の数よりは確実に多い。
あまりにもエンカウント率が高すぎるため、終盤には恐竜が出てきても「おう、頑張ってんな」くらいにしか思わなくなってしまった。まさかのお腹いっぱいである。『ジュラシックパーク』本編よりも恐竜を見た気がするぞ……。
それでもパーク内には、実寸5メートル以上のティラノがいたり、トリケラが道端で休んでいたりとフォトスポットも満載。恐竜を楽しみにしていた娘にとっては、むしろ「ジャングリア」よりこちらに来て正解だったかもしれない。
森を抜けると恐竜ショップが現れ、恐竜のお菓子やぬいぐるみなど、子供が食いつきそうなグッズがずらりと並んでいる。ここまで数々の肉食恐竜に遭遇してきたが、おそらくこの森でもっとも危険なエリアはここだろう。
案の定、娘が「ギャアアアアアス! コレカッテェェェェエエエ!!」と鳴き声を上げながら暴れまわり、まんまとぬいぐるみを2体購入する羽目に。その姿はさながらミニ恐竜であった。
・超穴場
最初は「ジャングリアに行きたかった」と残念そうだった娘も、どうやらこの森で “恐竜欲” が完全に満たされたらしく、その後は終始ゴキゲン。
私自身も、向こう数年分の恐竜を摂取したような気分だ。「ジャングリア」に遊びに行く予定がある人は、ぜひ「DINO恐竜PARK やんばる亜熱帯の森」にも寄ってみてほしい!
・今回ご紹介した施設の詳細データ
施設名 DINO恐竜PARK やんばる亜熱帯の森 住所 沖縄県名護市中山1024-1 時間 9:00~18:00(最終入園17:30)