25日の米国市場ダイジェスト:NYダウは208ドル高、関税懸念が緩和(フィスコ)

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■NY株式:NYダウは208ドル高、関税懸念が緩和米国株式市場は上昇。ダウ平均は208.01ドル高の44901.92ドル、ナスダックは50.36ポイント高の21108.32で取引を終了した。関税を巡る懸念が緩和し、寄り付き後、小幅高。欧州連合(EU)に加え、対中通商交渉での合意期待を受けた買いや消費セクターが強く、終日相場は堅調に推移した。ナスダックは連日で過去最高値を更新し、終了。セクター別では自動車・自動車部品が上昇した一方、メディア・娯楽が小幅安となった。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)サンフランシスコで無人タクシー、ロボタクシーサービスを開始するとの報道で期待感に、上昇。ビールメーカーのボストン・ビア(SAM)は第2四半期決算で1株当たり利益や通期見通しが予想を上回り、上昇した。カジノリゾートを運営するラスベガス・サンズ(LVS)は第2四半期決算でシンガポールやマカオでのビジネスが好調で増収増益となり、上昇。HOKA(ホカ)やUGG(アッグ)などのブランドを運営する靴メーカーのデッカーズ・アウトドア(DECK)は第1四半期決算で国外の売り上げが50%増と強く、1株当たり利益が予想を上回り、買われた。鉱山会社のニューモント(NEM)は好決算や自社株買い計画が好感され、上昇。ケーブルテレビ会社のチャーター・コミュニケーションズ(CHTR)は第2四半期決算で1株当たり利益が予想を下回り、ブロードバンドやビデオ契約者数の大幅減少が嫌気され、下落。消費財メーカーのプロクター・アンド・ギャンブル(PG)はアナリストの投資判断引き下げで下落した。投資家の恐怖心理を示すVIX指数は2月来の低水準となる14.92まで低下した。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:貿易戦争への懸念後退、リスクオン25日のニューヨーク外為市場でドル・円は147円92銭まで上昇後、147円52銭まで反落し、147円66銭で引けた。米6月耐久財受注速報値の改善や7月連邦公開市場委員会(FOMC)での政策据え置き観測で金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。その後、金利が低下に転じ伸び悩んだ。ユーロ・ドルは1.1703ドルへ下落後、1.1746ドルまで上昇し、1.1743ドルで引けた。トランプ米大統領が欧州と通商交渉で合意する可能性が高いとの発言を受けて期待感にユーロ買いが強まった。ユーロ・円は173円00銭から173円41銭まで上昇。貿易戦争への懸念後退で円の売り戻しが強まった。ポンド・ドルは1.3453ドルから1.3416ドルまで下落した。ドル・スイスは0.7979フランまで上昇後、0.7947フランまで下落した。■NY原油:下落、一時65.00ドルまで値下がりNYMEX原油9月限終値:65.16 ↓0.8725日のNY原油先物9月限は下落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比-0.87ドル(-1.32%)の65.16ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは65.00ドル-66.74ドル。通常取引終了後の時間外取引では主に65ドル台前半で推移。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 48.45ドル +0.06ドル(+0.12%)モルガン・スタンレー(MS) 143.01ドル +0.51ドル(+0.35%)ゴールドマン・サックス(GS)728.98ドル +9.80ドル(+1.36%)インテル(INTC) 20.70ドル -1.93ドル(-8.52%)アップル(AAPL) 213.88ドル +0.12ドル(+0.05%)アルファベット(GOOG) 194.08ドル +0.88ドル(+0.45%)メタ(META) 712.68ドル -2.12ドル(-0.29%)キャタピラー(CAT) 433.75ドル +4.23ドル(+0.98%)アルコア(AA) 30.84ドル -1.02ドル(-3.20%)

ウォルマート(WMT) 97.47ドル +0.87ドル(+0.90%)《ST》

フィスコ

最終更新:7/26(土) 8:02

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