本田真凜が「すごいでしょ」と思った瞬間 しょまりん、自然体の演技
現場から
フィギュアスケートの東日本選手権の最終日は1日、12月の全日本選手権の予選会を兼ねて群馬・ALSOKぐんまアイスアリーナであり、アイスダンスのフリーではリズムダンス(RD)で首位だった吉田唄菜、森田真沙也組(木下アカデミー)が合計175.82で優勝した。「しょまりん」こと本田真凜、宇野昌磨組(トヨタ自動車)は総合4位だった。
本田と宇野にとっては、アイスダンスに挑戦して初となる公式戦を終えた。成長を実感しながら、さらなる伸びしろも見えた2日間になったという。
フィギュアアイスダンスフリーで演技する本田真凜、宇野昌磨組=上田幸一撮影報道陣との主なやりとりは次の通り。
「落ち着いて」と言われて
――フリーの演技を振り返ってください。
宇野 「リズム(ダンス)が終わって(昨日の)この場(インタビュー会場)に立っている時は、本当にやれることを全部出し切った上で、結果として僕たちが望む点数っていうのにあまり反映されず、複雑な心境にもなりながら、でもやっぱり間違ってないよねっていう思いがありました。競技の舞台で、どういう演技、どういうスケートをするのが点数になるのかも大会でないと分からなかった。フリーはもうちょっとリラックスして滑った上で、どんな点数をつけてもらえるのかっていうのを2人の中で決めて(意識して)。もちろん、僕たちが思い描く点数よりかは低いですけれども、リズムより明確に点数になったと思うポイントが多かったので、大会に出て良かったなって思うところです」
本田 「今日の方がすごく落ち着いて、練習のような感覚で最後のポーズまで終えることができました。細かい修正点などはたくさんやっぱりあるんですけど、練習してきたことを明確に、落ち着いて出せた演技だったんじゃないかなと思っています。私たちが時間を割いてきたリフトでも三つが(最高評価の)レベル4で。報われた部分も多かったので、次の試合までにどんどんステップアップしていけるようにしたいです」
――今大会で得た収穫と改善点は?
宇野 「僕たちはフィギュアスケーターなので、表現することや、見る人が感動する演技だったりとか、そういうものがすごく好きで。そういう演技をしたい、リズムはそういうのがフリーよりも正直できたっていう思いがあったからこそ、点数とのギャップに驚きはあったんですけれども。やっぱりちゃんと点数となるところは、もうちゃんと点数を取りにいく。表現するところはしっかり表現する。競技という舞台にもう一歩足を踏み込む。賢く演技をするっていうのが必要になるのかなと思いました」
本田 「収穫は本当にたくさんあって。まず、試合に出た時に動きが大きくなるのか、縮こまるのかとかも実感しました。(技の)レベルの部分でも何が取れていて、何が取れていなかったかが明確になりました。逆に練習ではあまりミスがない部分で、試合だと意識をしすぎて、ミスが出てしまう部分もありました。少しでも多く点数を稼ぐことにこだわって、順位にもこだわってやっていきたいなと思います」
フィギュアアイスダンスフリーで演技する本田真凜、宇野昌磨組=上田幸一撮影――実戦ということで、2人が互いに頼もしく感じた瞬間はありましたか?
宇野 「リズムは本当に、僕がめちゃめちゃ張り切っていたので、開始10秒ぐらいで『落ち着いて』って言われて落ち着きました(笑)。アイスダンスで点数を求めるところでは、もっとフリーぐらい落ち着いて息を合わせるっていうのをやらなければいけないなっていうのが僕自身の反省ではあるんです。それも経験ですし、今後良い形で生きる瞬間も絶対あると思うので、ちゃんと良いところを自分たちの力にできればいいなと思っています」
本田 「全てにおいて、すごく心強いなと何回も思いました。お互いに練習をしていても、曲かけをしていても、きつくなる場所とかいろんなポイントがお互い一緒なので、『自分だけじゃないんだな』っていうのも何回も思います。お互いに励まし合いながら、滑っていても最後まで全力でっていうのを感じ合いながら滑れるので、それは私にとってはすごく大きいです」
フィギュアアイスダンスフリーで演技する本田真凜、宇野昌磨組=上田幸一撮影――本田選手から見て、「落ち着いて」と思う瞬間があったんですか?
本田 「すごく昌磨くんの良…
この記事を書いた人
- 藤野隆晃
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