注目銘柄ダイジェスト(前場):イオンファン、スギHD、イメージ情など

スギHD <日足> 「株探」多機能チャートより
スギHD<7649>:3794円(+89円) 大幅反発。前週末15日の大引け後、2025年7月度の月次速報を発表、既存店売上高が前年同月比5.2%増と39カ月連続で前年実績を上回った。ドラッグストア事業の既存店売上高が同4.1%増、調剤事業が同9.5%増と推移。なお、全店売上高は同17.4%増加しており、全店客数は同3.9%増、全店客単価は同13.0%増と好調推移となっている。

パンパシHD<7532>:5375円(+134円)

大幅反発。ディスカウント店「ドン・キホーテ」を運営するパンパシHDは2026年に食品販売を主体とした新ブランド店を始める、と18日付の日本経済新聞朝刊が報じている。約6割の商品を日常で使う食品にして割安に提供するようで、物価高の影響を受けて単身者や若年層の夫婦などを取り込んでいく。2026年初めに中京圏に1号店を開き、26年6月までに5店舗を出店、首都圏にも店舗網を広げて2035年までに最大300店を出店するという。

アステリア<3853>:745円 カ -

ストップ高買い気配。金融庁は今秋にも法定通貨に価値が連動する円建てステーブルコインの発行を国内で初めて認める、と17日付の日本経済新聞報じられている。月内にフィンテック企業のJPYCを資金移動業に登録するようで、日本でも国際送金の手段などとして普及を目指していく。同社は、傘下の投資子会社Asteria Vision Fundを通じて出資しており、思惑的な買いが向かっている。

キーパー技研<6036>:3530円(+40円)

大幅続伸。前週末に2025年6月期決算を発表、売上高は23,093百万円(前期比12.2%増)、営業利益は7,098百万円(同16.3%増)で着地した。キーパーLABO運営事業で、4月は春需要を受けて全店で実施した「スプリングフェア」が好評、来店台数は前年同月比17%増と大きく進捗した。キーパー製品等関連事業も増収増益。2026年6月期は、売上高が26,300百万円(前期比13.9%増)、営業利益が8,000百万円(同12.7%増)を2桁増収増益見込み。

イオンファン<4343>:3950円(+110円)

大幅続伸。前週末に月次売上概況を発表した。7月の国内既存店売上高は前年同月比6.8%増、全店売上高は同7.7%増。それぞれ6月の同3.3%増、4.8%増から伸び率が拡大した。プライズ(クレーンゲームなどの景品)部門は、「忍たま乱太郎」や「鬼滅の刃」といった映画関連景品が人気となった。今期累計(2025年3月1日~2025年7月31日)では、出店46店舗、閉店6店舗、2025年7月末時点の国内店舗数は775店舗となっている。

イメージ情<3803>:1151円(-48円)

続落。東京証券取引所(東証)が18日売買分から信用取引の臨時措置を解除した。規制は信用取引による新規の売付け及び買付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)としていた。日本証券金融(日証金)も貸借担保金率30%としていた増担保金徴収措置を解除した。ただ、株価に対する反応は限定的となっている。

マテリアルグループ<156A>:824円(+18円)

反発。15日の取引終了後にBridgeの株式51%を取得することに関する株式譲渡契約を締結し、子会社化することを発表、好材料視されている。同社グループの幅広い顧客基盤とBridgeの専門的な運用ノウハウを融合させることで、既存事業とのシナジーの創出、広告運用力の強化及び顧客企業への提供価値の向上を図り、同社グループの事業成長が加速し、企業価値の更なる向上に繋がるものと判断したとしている。株式譲渡日は25年8月22日(予定)。

TENTIAL<325A>:4750円 カ -

ストップ高買い気配。25年8月期通期業績予想の売上高を95.06億円から110.12億円(15.8%増)へ、経常利益を6.46億円から11.39億円(76.3%増)へ上方修正した。ブランド認知が継続的に拡大していることに加え、主力商品のリカバリーウェア「BAKUNE」を中心に販売が好調に推移している。特に5月の母の日から6月の父の日にかけて実施したプロモーション施策による認知拡大を背景に6月後半以降も力強い売上が続いていることから、前回の予想を上回る見通しとなったとしている。 《ST》

 提供:フィスコ

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