【1キロ入りで激安】業務用冷食の「ごっつー使える炒飯」は本当にごっつー使えるのか / 実際に食べてみた正直な感想

最近の冷凍食品業界は本当に回転が早い。売れるものは重宝される一方で、売れないと判断されたら容赦なく別の商品に入れ替えられる。

まさに弱肉強食。それが短いスパンで繰り返されているワケだが、先日ちょっと珍しい商品が置かれているのを見つけた。「ごっつー使える炒飯」がそうである。

「ごっつー使える炒飯」を見つけたのは、関東地方で店舗を展開するスーパーのサミット。キャッチーな商品名、それからテーブルマークが製造していることで気になった。

テーブルマークはお好み焼きやたこ焼き、それから うどん あたりの印象が強いだけに、米類になるとどんな顔を見せてくれるのだろうと。

まず注目すべきはその容量だ。業務用とあって袋パンパン&盛り盛り仕様。重さはなんと規格外とも言える……

1キロ!!!!

それでいながら値段は753円。このところ冷食も値上がりしているため、かなり安いと言っていいのではないだろうか。

これで本当に「ごっつー使える」ならば……ゴクリ。物価高の今、家計の助けとなるに違いない。

さて、それでは実際に食べてみよう。作り方は電子レンジにフライパン、蒸し器、それからスチームコンベクションオーブンでもいいらしい。なんだか業務用感が一気に出るな……!

今回は自宅なので普通にレンチン。卵が見た目から多めだなとは思っていたが、加熱したら黄色の面積多めでより存在感が増す。他に入っている具材はネギ、チャーシューといったあたりか。

チンしたらチャーシュー系の匂いが漂ってきて美味しそう。スプーンですくうと……なるほどなるほど。調理方法にもよるだろうが、しっとり系で全体にフワッとした炒飯である。

食べてみたら柔らかいチャーシューにふっくら卵がいるな……そう思った次の瞬間には、ネギやニンジンのシャッキリ感も同時に攻めてきた。レンチンの炒飯はあまり外すことないイメージのなか、しっかりとストライクゾーンに入れている印象を受ける。

パラッとしていないところで好みが分かれるかもだが個人的にアリ。濃い味が好きな自分にとってやや薄く感じただけに、とんこつラーメンにこの炒飯を少しそえて……みたい使い方が合っているような気がした。

で、ここでビビったのが1皿分食べてもガッツリ量が残っていたこと。300gくらいならワンパン……450gあたりの冷食でもわりとすぐになくなるのに「ごっつー」は袋の中にまだまだ残っていたから1キロという大容量は伊達じゃない。

その後も分けて完食したあたり、業務用とあってコスパはだいぶよかった。もっと多くの店舗に置かれてもいいように思えたものの、最初に書いたように冷凍食品界は弱肉強食である。

加えて炒飯エリアは激戦区。本当の意味で「ごっつー使える」かどうかは、もっと売り場を拡大する必要があると感じた。

執筆:原田たかし Photo:RocketNews24.

▼原材料などはこう ▼作り方はいろいろある。蒸し調理もできるらしい

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