市況 - 株探ニュース

大阪3月限ナイトセッション 日経225先物 60570 -310 (-0.50%) TOPIX先物 3840.0 -21.5 (-0.55%) シカゴ日経平均先物 60670 -210 (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 19日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が下落。米国とイランの戦闘終結に向けた交渉が難航するなか、原油価格の高止まりを受けたインフレ懸念により米長期金利が大幅に上昇したことが重荷になった。金利上昇による相対的な割高感が意識されたほか、翌日にエヌビディア<NVDA>の決算発表を控えていることも、半導体株への物色を手控えさせた。

 NYダウ構成銘柄ではベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>、アムジェン<AMGN>、シェブロン<CVX>、メルク<MRK>、コカ・コーラ<KO>が買われた。半面、シスコシステムズ<CSCO>、ボーイング<BA>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>、スリーエム<MMM>、ゴールマン・サックス・グループ<GS>が軟調。

 シカゴ日経平均先物(6月限)の清算値は、大阪比210円安の6万0670円だった。19日取引終了後の日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中比170円高の6万1050円で始まった。直後につけた6万1150円を高値に軟化。6万0200円~6万0600円辺りでの保ち合いが続くなか、米国市場の取引開始後にレンジを下抜ける形で5万9960円と6万円の大台を割り込む場面もみられた。売り一巡後はショートカバーが入り、終盤にかけて6万1000円台を回復したもののプラス圏をキープできず、6万0570円でナイトセッションの取引を終えた。  日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、売りが先行することになろう。ただ、ナイトセッションで支持線として意識されている25日移動平均線(6万0220円)を下抜け、節目の6万円を割り込んだことで、いったんは調整一巡感が意識されてきそうだ。売り一巡後は下落幅を縮めて25日線を上回って終えているため、引き続き同線が支持線として意識されやすいだろう。

 エヌビディア<NVDA>の決算は日本時間21日の早朝に発表される。指数インパクトの大きい半導体やAI(人工知能)関連株への積極的な売買は手控えられやすく、先物市場でも仕掛けにくくさせそうだ。ただ、エヌビディアの決算に対し過度な期待は高まっておらず、先回り的な上値追いのロングはなさそうである。一方で、足もとの調整によってショートに傾いているとみられ、底堅さが意識される局面では持ち高調整に伴うショートカバーを誘う可能性がありそうだ。

 週足のボリンジャーバンドの+1σ(6万0890円)が心理的な抵抗になる可能性はあるため、オプション権利行使価格の6万円から6万1000円のレンジを想定する。25日線が支持線として意識されるなかで週足の+1σを明確に上抜けてくると、日足の+1σ(6万2080円)が射程に入ってくるだろう。一方で25日線割れから6万円台を下回っての推移が目立ってくると、-1σ(5万8360円)を意識したショートが強まる展開も警戒しておきたい。  19日の米VIX指数は18.06(18日は17.82)に上昇した。一時18.36まで切り上がる場面もみられたが、その後は上げ幅を縮めた。25日線(18.02)を上回ってきたものの、200日線(18.37)が抵抗線として機能しており、リスク選好に向かわせやすいだろう。  昨日のNT倍率は先物中心限月で15.76倍(18日は15.88倍)に低下した。指数インパクトの大きい半導体やAI関連株の弱さが目立つなかで、支持線として意識される25日線(15.82倍)を割り込んできた。一方で、銀行など金融株の上昇が目立ったことで、NTショートに振れやすい需給状況だった。-1σ(15.45倍)が射程に入ってくる可能性はあるが、25日線までの低下によって、いったんはNTショートを巻き戻す形でのリバランスも入りやすいとみられる。 株探ニュース

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