渋野日向子はまさかの予選落ちに「納得いかない。時間が必要」
◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 2日目(13日)◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6611yd(パー72)
好感触も、まさかの後退に渋野日向子は「納得がいかない」と唇をかんだ。14番(パー5)で2つ目のバーディを奪ってスコアを戻した終盤だ。15番(パー3)でダブルボギーをたたくと、16番、17番と連続ボギーの“逆噴射”。2バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「76」で終え、通算2オーバー94位で予選落ちとなった。
出だしはナイスパーセーブから始まった。ティショットを前日と同じ右サイドのラフに打って臨んだ1番の2打目は急こう配を登り切らず、3打目をウェッジで寄せた。3.5mほどのパーパットを沈めて発進。「それなりに良いパーセーブをしていけたからどこかで早くバーディを」。2番、3番とパーオンさせて2パットのパーを並べ、迎えた4番(パー5/550yd)でボギーが先行した。
3打目勝負で打ったフェアウェイからのショットはピン位置より左の奥ラフにこぼし、アプローチで寄せた1mを外した。2日間通して「タッチがあんまり合わなくて。見た目で速そうに見えてもすごく遅かったり、そんなに転がらないと思ったところでスーって行っちゃったりして。難しかった」とグリーン上で苦しんだ。
スコアを伸ばしたくても、チャンスを生かせず流れも悪くなった。12番でバーディを奪ってもすぐにボギーが舞い込み、15番(パー3)はティショットをショートサイドの左ガードバンカーに入れ、あごが近く“目玉”も重なって3オン2パットのダブルボギー。16番は短い距離を外してボギー、17番はティショットを右の木に当てて崩れた。
前日より左に行きがちだったショットは「左からの風の時に、右へのミスを怖がってかちょっと手首をこねるような感じになってしまった」と振り返る。「12番でバーディを取ってそこから流れに乗りたかったけど、本当に残念な話。ショットがそんなに悪くない流れだったので、ちょっとショックです」と表情を曇らせた。
次週は今季メジャー第3戦「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」(テキサス州フィールズランチ イースト)。予定より伸びた調整期間で試合に備えたいが、「切り替えたいけど時間が必要。いい状態で臨めるようにしたいので、しっかり準備したい」と話した。(ミシガン州ベルモント/石井操)
2025年 マイヤーLPGAクラシック 2日目 渋野日向子 ハイライト
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