イラン、トランプ氏の降伏要求に反発 中東紛争の出口見えず
[ドバイ/エルサレム 18日 ロイター] - イランとイスラエルの攻撃の応酬が依然として続く中、イランの最高指導者ハメネイ師はトランプ米大統領が17日に要求した無条件降伏を拒否する姿勢を示した。トランプ氏はイランに対し米国の忍耐は限界に近づいていると警告する。紛争開始から6日目となる18日も、交渉による解決の糸口は見えない。
イラン当局の報告によると、イスラエルの攻撃によりこれまで少なくとも224人が死亡し、その大半が民間人だという。イスラエルは空爆によりハメネイ師の最側近らを次々と殺害しており、犠牲者の中にはイランの軍事や安全保障部門の中枢を担う幹部が含まれていた。ハメネイ師の意思決定に詳しい5人の関係筋によれば、この結果、戦略上の誤判断リスクが高まっているという。
イランもイスラエルへのミサイル攻撃を繰り返しており、13日以降に発射したミサイルは約400発に上っている。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
Alexander has over a decade of international reporting experience. He is currently a senior correspondent in Jerusalem covering Israel & the Palestinian Territories and was formerly in Dubai where he covered the Arabian Peninsula, including the United Arab Emirates, Saudi Arabia and Yemen, often writing about foreign policy, security and economic-related issues.