3COINSの「ポーチ付きナイロンスマホショルダー」が“手ぶらお出かけ”に便利 小銭や小物をササッと取り出せる

 ポーチ付きナイロンスマホショルダーは、金具部分を除く長さが約88~130cm、幅が約3.7cmの幅広ストラップに、スマートフォンケースなどを取り付けられるアミナスカン×2、ポーチを装着するDカンが取り付けられているショルダーストラップだ。  価格は1100円(税込み)で、同色の丸形ポーチ(直径約10.5cm、厚み約2cm)が付属する。  ショルダーストラップはナイロン製だが、艶のある綾織風で、チープさはない。長さ調整できるので、身長や体形を問わず使えそうだ。  付属するポーチは、製品情報ベージによると「合成皮革」となっているが、もちもちとした滑らかな手触りだ。弾力性の高さからPU(ポリウレタン)ではないかと推測する。  ポーチの内部は1気室でポケットなどはない。ファスナー止めの口が大きく開くので、底の部分まで見渡しやすく、小銭とリップ、目薬などを一緒に入れておいてもササッと取り出せるだろう。  アミナスカンの縫い付け部分は二重になっており、ある程度の耐久性がありそうだ。とはいえ、ポーチ本体も、縫い付け部分も人工皮革なので、経年劣化は避けられない。残念だが、どちらかがボロボロになった時点で買い替えた方が安全だろう。  では、早速使ってみよう。

 3COINSの製品ページに、ポーチ付きナイロンスマホショルダーと合わせるとぴったりなスマートフォンケースが写り込んでいたので、一緒に購入しようと考えていたのだが、残念ながら筆者の使うiPhone 16(無印)に対応するケースは販売前とのことである。そこで、フックの2つある他社製iPhoneケースを用意した。  スマートフォンケースを取り付けるアミナスカンがスムーズに開閉するので、着脱しやすい。これはメーカーの取り寄せたパーツがそういう仕様だからの一言で片付けられてしまいそうだが、クリップ部に凹凸があるので、斜めから力が加わっても、すぐに外れないだろうと感じた。  ワイヤレスイヤフォンとリップ、それに小銭を少々入れたポーチとケースを装着したスマートフォンをポーチ付きナイロンスマホショルダーに取り付けて散歩してみたが、ショルダーストラップの幅が広いおかげで、肩への負担が皆無であった。  ほとんどの場合、ショルダーバッグのように斜め掛けするタイプのストラップ付きケースでは、スマートフォン本体がそれほど大きいものでなくても(つまり、iPhone 16のように質量が200g未満のものでも)、ストラップが肩に食い込み、それを補正しようと変な姿勢を取ってしまうため、肩だけでなく腰まで痛めてしまいがちなのだが、このポーチ付きナイロンスマホショルダーでは“まるで手ぶら”という感覚で過ごすことができた。  ショルダーストラップの長さを調整できるおかげで、体形に関係なくスマートフォンを手に取りやすい位置に下げられたし、操作しやすいと感じた。  ポーチの位置が高すぎるのではないかと予想していたのだが、実際にはそのようなことはなく、中身の確認や取り出しをスムーズに行えた。  難を言えば、小走りになったときのポーチの横揺れや屈んだときの下垂が気になったことぐらいだ。横揺れの激しい歩き方をする筆者が装着していても、それ以外では想定外なほど、揺れが気になることはなかった。「一箇所で支えているなんて、心もとな~い」と考えているのであれば、「あ、全然心もとないということはありませんよ」と目の前まで行って伝えたいぐらいだ。  もう1つだけ要望を述べたい。それはポーチを装着するDカンの位置を移動させられるようにしてほしい、というものだ。  全ての人が左側にスマホを装着するわけではないし、場合によってはネックストラップのようにして使いたいこともある。  現段階のポーチ付きナイロンスマホショルダーでは、ポーチを取り付ける位置が固定されてしまっているので、右側にスマホを装着しようとすると、ポーチが背中側に回ってしまう。また、首から下げようとストラップの長さを短くするとポーチが肩乗り状態になってしまう。  ポーチ取り付け用Dカンの位置を移動できるようにすると、今度は強度に問題が出てきそうだが、そこは企業内で知恵を絞って開発してもらえればありがたい。  などといろいろ書いたが、たった1100円で幅広ストラップと使い勝手の良いポーチを付けた、これだけのクオリティーのものを手に入れられるのは、控えめにいっても「いい時代になったなぁ」という感想を抱かずにいられない。次のアイテムにも期待したい。

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