【△2軍虎将トーク】阪神・平田2軍監督 初先発の今朝丸は「慌てないやん。フォアボールばっかり出すピッチャー、見習ってほしいよ」

先発して3回無失点と好投した阪神・今朝丸裕喜投手(22日、SGL)

(ウエスタン・リーグ、阪神6―6オリックス=延長十回、規定により引き分け、22日、SGL)阪神は延長十回を戦いながら、2戦連続の引き分けに終わった。戸井、原口の本塁打などリードを奪うも、九回に同点とされた。ドラフト2位の今朝丸裕喜投手(18)=報徳学園高=がプロ初の先発登板に臨み、3回無失点と好投。この日2軍に降格となった前川右京外野手(22)は代打で安打を放った。平田勝男監督(65)の一問一答は以下の通り。

(自ら)

「2試合とも疲れるね、タイブレークなんてね」

――先発の今朝丸投手がいい投球

「ああ、今朝丸のこと忘れてたわ、もう疲れて。やっぱり彼ね、何回も言うけど、報徳時代から場慣れしてるよ。昨日、一昨日もブルペンよかったけど、栄枝初めてコンビ組んで、緩急もつけながら。左バッター、やっぱちょっとまっスラしてるんやろね、うん。詰まってるもんね。ずっとキャンプからそういう、ちょっと真っすぐも動くんよ、彼のボールね。だから、左バッターにもすごくつまらせた打球が多かったよな」

――ランナー出してもゼロで

「そうだよ。落ち着いてるよ。もう慌てないやん。他のフォアボールばっかり出すピッチャー、見習ってほしいよ。誰とは言わんけど。そうでしょ。高校生でこんな落ち着いてさ、投げてるんだから。そういったところではさすが」

――3イニングはもうきまっていた

「そうよ」

――これからまたイニングも増やして

「それはどうなるのか、そういう育成のプランがあるんで。体作りも含めて、球数とかイニングっていうのはね、今そういうシステムがもう。君らと違って、パンパンパンと、ちゃんとね、フロントと、トレーナーも含めてのあれの育成方針も、体づくりも。どうなるかっちゅうのは、これからですね、イニングとか球数はね」

――前川選手が合流してヒット

「ヒット打ったね。今日はスタメンはちょっと様子見てと思いながら、バッティング練習もそこまで悪い感じではなかったけど、やっぱり1軍じゃ結果欲しいし、ね。そういうところで結果が出なくてというところを、みんなそうなるんよ。高寺もそう。おんなじ話をしたけれど。そんなネガティブになってるわけじゃなく、これでもう1回ステップアップして、1軍にすぐ呼んでもらえるようにやるしかないんだから。そういう話を右京もしてたし。そういうところでああいうヒットになんねん。そういうところは、高寺も、前川にしても、今日の富田にしても、またしっかりファームで結果を残して、力を付けて上に行くというね、そういう姿勢は感じるよ」

――去年は1年間1軍で完走したが

「だから、昨日も言ったでしょ。人生順風満帆じゃいかない。俺の記事読んでないの?昨日なんて言った?ヘルナンデスのこと」

――スゴインデスと

「読んでるやん。なんの話やった笑」

――前川選手はここからは打席に立って

「もちろんもちろん。やはり色んなチェック。彼もいい時のフォームっていうか、そういうのもチェックしながら。今ちょっとそういうのにはね、いいタイミング。彼にとっては、あの時5月落ちたのが今年のオフになって良かったと言えるように。前向きに」

(今朝丸が通りかかる)

「おお、今朝丸、今日は何丸や?」

「今朝丸です」

「ありがとう。まあそういうことですよ」

――スゴインデスのヘルナンデスは試合中に

「試合中どこ行ったんやろうね」

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