ノーベル平和賞マチャド氏、ベネズエラ帰国 約1年ぶり

ベネズエラの野党指導者でノーベル平和賞受賞者のマリア・コリナ・マチャド氏。2026年10月25日、ベネズエラのララにある教会で撮影。Vente Venezuela Press/Handout via REUTERS(ロイター)

Vivian Sequera Sarah Kinosian Keren Torres[カラカス/バルキシメト 25日 ロイター] - ベネズエラの野党指導者でノーベル平和賞受賞者のマリア・コリナ・マチャド氏が25日、約1年ぶりに帰国した。これ‌まで何度か帰国を試みたものの実現していなかった。マチャド氏はXに「私⁠はここにいる。皆さんと共に」と投稿した。広報担当者が公開した画像によると、同氏は西部ララ州の教会に姿を見せた。ロイター記者によれば、居合わせ​た人々は国歌を歌って出迎え、同氏が車で去る際には「自由を」と叫んだ。陸路で首都カラカスに向かうという。帰国に向けた取り組みはトラ‌ンプ政権との関係を試すものとなった。マチャド氏は米政権が1月にマドゥロ大統領を拘束する以前から、同政権を味方に引き入れようと関係構築に努めていた。ロ‌イターが6月に報じたところによると、‌米政府はマチャド氏に帰国を遅らせるよう少なくとも1回要請​しており、同氏はこれまで何度か入国を試みたものの実現しなかった。同氏のチームは今回、どの‌ように帰国したか詳細を明らかにしていない。 トランプ氏は、マドゥロ氏の下で副大統領を務めたロドリゲス暫定大統‌領への支持を繰り返し表明。米企業​によるベネズエラでの石油生産や他の事業に関する合意を称賛‌してきた。9月には、同国で民主的な選挙を検討するのは時期尚早だと述べた。トランプ氏は25日、ホワイトハウスで、マ⁠チャド氏の帰国については何も知らないと述べ、米国が引き続きロドリゲス氏を支持することを示唆した。マチャド氏について「彼女はとても素敵な女性だ」としつつ、「だが、われわれはベネズエラ⁠で非常にうまくやっている」と語った。事情に詳しい関係​者2人によると、マチャド氏は‌パナマからプライベート機でコロンビアに移動し、その後、陸路でベネズエラに入った。 ルビオ米国務長官は声明で「マチャド氏の安全な帰国を可能にした環境は、米国が支援する⁠和解協議の直接的な成果だ。この協議によって既に数百人の政治犯が釈放さ⁠れ、亡命していた野党関係者数百人が帰国した」と表明。「全ての政治勢力がこの協議を支持する⁠ことを期待する。ベネズエラにとって、自由で公正な選挙だけでなく、持続的な民主主義を平和的に実現す‌る上で、⁠過去30年間で最良の機会だ」と述べた。

マチャド氏はマドゥロ政権によって出国を禁じ​られていたが、1年以上にわたりほぼ身を隠して生活した後、ノーベル平和賞授賞式に合わせて2025年末に秘密裏に出国していた。

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