藤田さいき「完璧だと思う」15年ぶりメジャーVへ首位発進 畑岡奈紗3打差5位

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 初日(8日)◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース◇6675yd(パー72)◇晴れ(観衆4572人)

ツアー6勝の藤田さいきが7バーディ、1ボギー「66」で回り、6アンダー単独首位発進を決めた。2022年「大王製紙エリエールレディス」以来の通算7勝目、10年「日本女子プロ選手権」以来15年ぶりのメジャータイトルを狙う。

前週「パナソニックオープン」は右手首痛により第2ラウンド途中で棄権。週末には39度の熱が出た。「(今週は)練習ラウンドもできずにプロアマだけ。手首は今朝も鍼(はり)治療をしてもらった」。万全とはいいがたい状態で迎えた初日は、「こんなスコアが出ると思わなかったので、今日はできすぎ。完璧だと思う」と振り返った。

ツアー3勝の桑木志帆が6バーディ、1ボギー「67」で5アンダー2位。同7勝のイ・ミニョン(韓国)、未勝利の藤田かれんが4アンダー3位に並んだ。

米ツアー6勝の畑岡奈紗は4バーディ、1ボギー「69」。2018年以来2度目の参戦となる地元大会で、昨季韓国ツアー賞金ランキング2位のパク・ヒョンギョン全美貞(ともに韓国)、青木瀬令奈らと並ぶ3アンダー5位で滑り出した。

2アンダー12位に2週連続優勝のかかる菅沼菜々、ともに今季1勝の安田祐香佐久間朱莉山内日菜子、ルーキー都玲華の5人。

前年大会をJLPGA史上最年少記録の15歳176日で制したイ・ヒョソン(韓国)は「71」で、18年大会覇者の申ジエ、元賞金女王の稲見萌寧と同じ1アンダー17位につけた。

メルセデスランキング2位の菅楓華、ツアー20勝の鈴木愛、同11勝の小祝さくら、同2勝の河本結が2オーバー62位。

なお、尾関彩美悠が13番(パー3/126yd)でホールインワンを達成。賞金10万円を獲得した。そのほかは4ボギー1ダブルボギーと崩れて「76」。4オーバー87位と大きく出遅れた。

<上位成績> 1/―6/藤田さいき 2/―5/桑木志帆 3T/―4/イ・ミニョン藤田かれん 5T/―3/畑岡奈紗パク・ヒョンギョン全美貞青木瀬令奈葭葉ルミ小林光希金澤志奈

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