横浜キヤノンイーグルス、元オールブラックスのレオン・マクドナルド新HC就任を発表。
国内 2025.06.27
[ 編集部 ]
NTTリーグワン ディビジョン1の横浜キヤノンイーグルスは6月27日、2025-26シーズンの新体制を発表した。元ニュージーランド代表アシスタントコーチのレオン・マクドナルド氏がヘッドコーチに就任する。
現在47歳のレオン・マクドナルド新HCの選手時代のポジションはSO/CTB/FB。ニュージーランド代表“オールブラックス”として56キャップの出場記録を持ち、2003、2007年のW杯にも出場した。日本のトップリーグでのプレー経験もあり、2004年度はヤマハ発動機ジュビロ、2009年度は近鉄ライナーズに所属していた。
2010年の現役引退後に指導者に転向。2019年からHCを務めたブルーズでは2021年にスーパーラグビー・トランスタスマンで優勝するなど一時低迷していたチームを立て直した。2024年、スコット・ロバートソン新HCの下でオールブラックスのアシスタントコーチに就任するも、ザ・ラグビーチャンピオンシップ期間中の8月末に辞任。その後2025年のスーパーラグビー開幕後にフォースのコーチングコンサルタントに就任していた。
マクドナルド新HCはコメントの中で「選手として日本でプレーし、長い間私は、また日本に戻りたいと心から願ってきました。それは、日本の文化に再び触れるだけでなく、日本ラグビーのさらなる発展に貢献したいという想いからです」と就任の理由の一端を語っている。
さらに「成功は、たゆまぬ努力とチームの結束、そして共通の目標から生まれると信じています。私はこのチームが成長し、競い合い、特別な何かを成し遂げられるよう、フィールドの内外を問わず、全力を尽くす覚悟です。選手やスタッフと力を合わせ、ファンの皆さんに誇っていただけるチーム作りに全身全霊で取り組んでいきます」と意気込みを表現した。
同日、岡崎匡秀アシスタントコーチ(前BR東京)、古川新一アシスタントコーチ(前S愛知)、ルーク・スティーブンソン ヘッドS&Cコーチ(前ハリケーンズ)ら合計7名のスタッフの新入団が発表された。
イーグルスの2024-25シーズンの戦績は8位となり、6位以上が進出するプレーオフトーナメント出場を逃した。シーズンの日程終了後には、4季チームを率いた沢木敬介監督の退団が発表されていた。
<横浜キヤノンイーグルス 2025-26シーズン新入団スタッフ>レオン・マクドナルド(ヘッドコーチ)岡崎 匡秀(アシスタントコーチ)古川 新一(アシスタントコーチ)ルーク・スティーブンソン(ヘッドS&Cコーチ)石井 千里(アスレティックトレーナー)クーパー流久(通訳)
宮内那奈(グランド広報)