憲法裁、全員一致で朴性載法相の弾劾棄却…共に民主は尹前大統領除くと10戦10敗
【TV朝鮮】(アンカー)
憲法裁判所が朴性載(パク・ソンジェ)法務長官に対する弾劾訴追を棄却しました。最大野党・共に民主党はこの2年間、弾劾を続けてきましたが、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領以外は全て棄却されました。リュ・テヨン記者がお伝えします。
(記者リポート)
憲法裁判所が朴性載法務長官の弾劾を全員一致で棄却しました。 国会で訴追されてから119日目のことです。
(文炯培〈ムン・ヒョンベ〉憲法裁判所長権限代行)
「現在の時刻は午後2時11分です。主文。当事件の審判請求を棄却します」
国会側は「非常戒厳が宣布された時、朴性載長官は尹前大統領を止めず、翌日の安全家屋(ソウル・三清洞にある大統領の秘密施設)の会合に出席して戒厳宣布に加わった」と主張しましたが、
(鄭清来〈チョン・チョンレ〉国会法制司法委員長)=先月18日=
「非常戒厳宣布に対し、命懸けで積極的に反対したという話は、今まで明らかにされていません」
憲法裁判所は認めませんでした。
昨年12月、朴性載長官が野党議員をにらんで国会本会議場を退場したという弾劾訴追事由についても違法性がないと判断しました。
(文炯培・憲法裁判所長権限代行)
「『国務委員(閣僚)が国会本会議で表決が締め切られるまで退場してはならない』という法令上の義務はありませんので…」
国会の資料提出要求に応じなかったのは国会証言鑑定法違反だと判断しましたが、「積極的な意図はなかった」として罷免するほどの事由ではないとしました。
朴性載長官は直ちに法務部(省に相当)に出勤しました。
(朴性載長官)
「私が弾劾訴追されるほどの過ちを犯したとは思っておりません…」
これで、尹前大統領を除けば、2023年2月から共に民主党が主導し通過させた弾劾訴追のうち、結論が出た10件は全て棄却されました。
このうち7件は全員一致での棄却でした。TV朝鮮、リュ・テヨンがお伝えしました。
(2025年4月10日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)
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