ホンダ、Amazonストア開設…F1史たどる「体験型」ラインアップへ。アストンマーティン最新グッズも

ホンダが、Amazon Japanの公式サイト内にブランドストア「Honda Goods」を新たに開設した。同社および関連会社が販売するグッズに加え、ホンダのロゴや製品をモチーフとしたライセンシー各社のアイテムを一つのプラットフォームに集約する試みだ。

F1ファンにとっての見どころは、ストアトップページを飾る「2026 F1 Collection COMING SOON」の告知だろう。アストンマーティン・ホンダの2026年型F1マシン「AMR26」を大きく配したビジュアルが期待を誘う。

加えて、「クルマ」「バイク」「HRC」と並ぶ「F1」カテゴリには年代別の専用コレクションが整備されており、1960年代から1990年代に至るホンダF1の歴史をアパレルとモデルカーでたどることができる充実ぶりだ。

「Honda Goods」のF1セクションは、ホンダのF1史を時代軸で整理した構成が特徴だ。

「Collection: 1960s-1970s」では、ホンダ・レーシング・チームが第1期F1参戦を行っていた当時のチームウェアを再現したアイテムが並ぶ。

「1964 Racing Team T-Shirt」は10,340円、ライトブルー基調の「1968 Honda Racing Hoodie」は23,100円、レッド基調のソフトシェル・ジャケット「1968 Racing Soft Shell Jacket」は37,290円と、ヘリテージウェアとしての価格帯ながら、ホンダがF1黎明期にまとったカラーを再現している。

ホンダのAmazon公式ストア内カテゴリー「F1 Collection1980s-1990s」に並ぶアイテム、2026年4月27日

「Collection: 1980s-1990s」には、第2期のラインアップが並ぶ。1983年と1986年を中心に、白×赤×青のカラーを採用したTシャツ、ポロシャツ、フーディ、ジッパー・ジャケット、ベスト、1/4ジップ、ニットなど、当時のチームウェアの再現アイテムがカテゴリ別にそろう。

1980年代のF1ローレル・キャップ(13,090円)から、1986年F1チームTシャツ(11,440円)、1983年F1レーシングチーム・ジッパー・ジャケット(23,430円)まで、こちらも価格帯はややハイエンド寄りだ。

ホンダが初のF1ワールドチャンピオンシップを獲得した「RA166E」や、マクラーレンと共に勝率93.75%を記録した「RA168E」など、支配的な勝利の時代をワードローブに加えられるという意味で、当時を実体験として記憶する往年のF1ファンにとっては、なおさら魅力的なラインアップと言えそうだ。

F1ファンにとってのもう一つの見どころが「トイ&ホビー」カテゴリだ。

AUTOart製の1/18スケール「ホンダ RA272 F1 1965 #11 メキシコGP」(37,180円)は、1965年のメキシコGPでホンダに歴史的初優勝をもたらしたマシンであり、ホンダF1の起点を象徴する1台だ。

タミヤ製の1/12ビッグスケール「Honda」(参考価格14,000円から32%オフの9,548円)、同じくタミヤの1/20グランプリ・コレクション「No.43 ホンダ」(評価4.4、579件のレビュー)といった日本メーカー製モデルも並ぶ。スパーク製1/43「ホンダ RA302 1968 F1 イタリアGP」(12,980円)も用意されている。

趣が異なるのは、レゴ製の「マクラーレン MP4/4 & アイルトン・セナ」(参考価格10,436円から12%オフの9,200円)だ。アイルトン・セナとアラン・プロストが1988年シーズンに16戦15勝という伝説を打ち立てた、ホンダ製エンジン搭載マシンをレゴで再構築できる。

レビュー数7,134件、平均評価4.7という数字が、このアイテムの人気の高さを物語る。

「Honda Goods」の開設は、商品流通の利便性向上にとどまる施策ではない。ホンダは、自社のグッズに対する位置づけそのものを再定義する試みだと説明する。

今後は、ホンダグッズそのものを「ブランドを発信するメディア」として位置づけ、積極的なライセンス許可とブランドコミュニケーションへの活用を進めるという。

これまでは、ライセンシー各社が独自のECサイトで商品を販売してきた経緯があり、ユーザーにとっては「どこでホンダの公式商品が買えるのか分かりにくい」「商品を横断して見られない」という課題があった。

今回ホンダ自身がAmazon Japan上に公式ストアを構築することで、これらの課題を解消し、各社が販売するホンダグッズを一箇所に集約する形をとった。

さらに将来的には、ロゴや製品形状のライセンス商品を提供するだけでなく、ホンダの歴史や技術への挑戦、そして未来へのビジョンといった思いとグッズを結びつけた、「体験型マーチャンダイジング」を目指すという。

具体例として挙げられているのが、過去に販売した製品やレースマシンなどのアーカイブを体験できるアイテム、技術から着想を得た高機能なライフスタイルグッズなどだ。F1の文脈に置き換えれば、ホンダF1史を彩ってきた歴代マシンの技術や物語を、グッズを通じて体感できる仕組みが今後広がる可能性がある。

ストアの今後の展開についてホンダは、ライセンシー各社の協力のもと、取り扱う商品を順次拡充していく予定だとしている。

Amazonブランドストア「Honda Goods」

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