早田ひな、物議のメディカルタイムアウトに言及 不公平との批判…説明の遅れを謝罪「深くお詫び」
卓球の早田ひなが29日、自身のインスタグラムを更新。今月開催されたシングルスのナンバーワンを決める国際大会「WTTチャンピオンズ横浜」で物議をかもしたメディカルタイムアウトについて説明した。 【画像】「深くお詫び申し上げます」 早田ひなが公表した実際の説明文 早田は「この度は、WTT チャンピオンズ横浜でのメディカルタイムアウトに関して、皆様にご心配をおかけしておりますこと、心よりお詫び申し上げます。また、日本卓球協会への確認に時間を要したため、ご説明が遅れてしまいましたことにつきましても、深くお詫び申し上げます」とインスタグラムで謝罪。「様々なご意見を頂戴しておりますので、今回の経緯についてご説明させてください」とし、声明文の画像を投稿した。 問題となったのは9日に行われた女子シングルス2回戦。早田は3-2で張本美和(木下グループ)に勝利した。第5ゲーム、2-4とリードされた場面で1分間のタイムアウト後にメディカルタイムアウトを要求。それが認められて約10分間、試合が中断した。 再開後に早田が逆転勝利。敗れた張本が取材の中で「自分としては、疑問点はたくさんあります」「すごく疑問なのは、大会の方ではなく日本チームの自分のコーチが治療したこと」などと涙とともに行き場のない怒りを吐き出し、物議を呼んでいた。 画像内の文章は以下の通り。 いつも温かい応援ありがとうございます。 この度は、WTTチャンピオンズ横浜でのメディカルタイムアウトに関して、皆様にご心配をおかけしておりますこと、心よりお詫び申し上げます。また、日本卓球協会への確認に時間を要したため、ご説明が遅れてしまいましたことにつきましても、深くお詫び申し上げます。 様々なご意見を頂戴しておりますので、今回の経緯についてご説明させてください。 今年7月の試合で、プレー中に骨が動き痛みと共に急にラケットが正しく握れなくなる症状を経験しておりました。このような症状に備え、8月9日(土曜日)の2回戦の試合の前に、万一の際にWTTで新しく制定されたメディカルタイムアウト(MTO)を使用したい旨、また、その際に症状を熟知している所属チームの岡雄介トレーナーに処置(関節や筋肉の調整)を依頼することについて、事前に日本卓球協会のナショナルチーム女子中澤鋭監督に相談し、WTTで新設されたメディカルタイムアウトに加え、テクニカルタイムアウト、ウォーターブレイクについても「問題ない」旨のお返事をいただいておりました。 目に見える怪我ではなかったため判断が難しいからこそ事前に承認を得ておりました。とは言え、第三者の方々から見て中立性に疑問が生じる可能性があるというご意見はもっともだと感じております。このため、日本選手同士の対戦ではコーチをおかないという不文律の慣習を踏まえ、対戦相手の方に配慮し、日本卓球協会のスタッフにも1名、処置中に立ち会ってもらい、痛みや症状の確認と処置のみが行われ、戦術などのアドバイスがなかったことを確認してもらっておりました。 私としては、WTTの新ルールであるメディカルタイムアウトで処置を受け、試合を継続したいという切実な思いからの判断であったことはご理解いただけますと幸いです。様々なご意見があることは承知しておりますが、今回の件に関して、誹謗中傷のコメントはどうかお控えいただきたく、切にお願い申し上げます。いつも温かい応援をくださる皆様への感謝を胸に今後はより慎重な判断と対応に努め、これからも皆様に応援していただけるよう、頑張ってまいります。今後とも、応援のほどよろしくお願いいたします。 2025年8月29日 早田ひな
THE ANSWER編集部