イーロン・マスクの巨大バルーンがタイムズスクエアに出現
SpaceXが上場する今日。こんなことが。
ニューヨークのタイムズスクエアに、高さ約12mのイーロン・マスクの巨大バルーンが登場しました。この日はちょうど、イーロンの会社SpaceXが新規株式公開(IPO)する日。
お祝いのためのバルーンかと思いきや、その正反対。イーロン批判のためのものでした。
どんなバルーンだった?
A giant inflatable Elon Musk popped up in Times Square and its origins are so far unknown. @JaredOchacher went there to try and get answers. #newyork pic.twitter.com/yBFHY6f7Z5
— CBS News (@CBSNews) June 11, 2026
バルーンのイーロンは上半身裸で帽子姿。服を脱いだイーロンの画像をネットで見たことがある人も多いと思いますが、体型の再現度はけっこう高いかも?
そしてお腹と背中には「SpaceXのGrokはAI児童ポルノを作っている」というタトゥーが描かれていて、周辺にも同じ文言のバナーが掲げられていました。
バルーンの狙いは?
このメッセージには、狙いがふたつあるようです。ひとつめは、Grokが本人の同意なしでヌード画像の生成に使われてきたこと、そしてその中には子どもの画像も含まれていたことを指摘すること。
不適切な画像を生成できるAIモデルはGrokだけではありませんが、その中でも特に安全対策が機能していないのがGrokで、しかもそれはイーロンが自ら求めた結果だと報じられています。
ふたつめの狙いは、Grokを手がけるxAIがロケット企業SpaceXに統合されたことを受けて、嫌われ者のGrokと評価の高いSpaceXの結びつけて見せることです。
イーロン本人の評判はかなり悪い印象ですが、彼が率いるSpaceX自体は今も人気が高い企業です。イーロンはGrokをSpaceXと合併させることで、Grokに対する世間のネガティブなイメージを、好感度の高い企業のブランドで洗い流すことを狙っていると考えられています。
今回のバルーンは、「GrokとSpaceXは同じ会社だ」ということをリマインドする狙いもあるようです。
バルーンにはほかにも、「ケタミン」という文字入りのハート型タトゥーも描かれています。ケタミンはイーロンが愛用している幻覚作用のあるドラッグ。使用しすぎで、膀胱に問題を抱え始めているとも報じられています。
SpaceXに影響は?
Wiredによると、このバルーンを制作したのはSafe AI Now(SAIN)という団体で、同団体はこのバルーンの以下のようなプレスリリースを発表しています。
SpaceXの株主は、これから押し寄せるGrok関連の訴訟、刑事捜査、規制当局の罰金をすべて背負わされることになります。マスク氏は「資産1兆ドルのトリリオネア」となりますが、ツケを払うのは投資家たちです。
とはいえ、このバルーンがSpaceXの上場に大きな影響を与えることはなさそうです。NBCによると、SpaceXは1株135ドルで本日上場予定。これは史上最大規模のIPOとなります。