郷ひろみ、武道館で70歳誕生日コンサート 生涯現役を宣言し、号泣も ファンに「期待に必ず応えられるようにします」と約束

70歳の誕生日当日にコンサートを行った郷ひろみ。エンディングでは感極まり号泣した=東京・北の丸公園(撮影・河村美貴)

歌手、郷ひろみ(70)が18日、東京・北の丸公園の日本武道館でメモリアルコンサート「Hiromi Go at Nippon Budokan 2025 “THE GREATEST 70 SONGS”」の初日を迎えた。

2日間70曲を披露し計2万人を動員する予定。この日、古希を迎えた郷は「動ける限りは郷ひろみでありたい!」と生涯現役を高らかに宣言した。

70歳の誕生日当日にコンサートを行った郷ひろみ=東京・北の丸公園(撮影・河村美貴)

古希のテーマカラーである紫の衣装で登場するとファンから大歓声を浴び「お嫁サンバ」を歌唱、「男願Groove!」では激しいダンスパフォーマンスで酔わせた。「男の子女の子」や「2億4千万の瞳―エキゾチック・ジャパン―」などヒット曲を挟み、最後はこの日に配信リリースし「僕の生き方が歌詞になった」というバラード曲「ALL MY LOVE」を初披露、全35曲を披露した。

コンサート前の会見ではエレベーターで会場に到着した瞬間、関係者からサプライズでバースデーソングを贈られると「期待していなかったけれど本当にありがたい」と頭を下げた。

「気づけば…という年齢。だけど70歳を意識したことはないね」と振り返った。かつては1日のうち5分だけ芸能人の立場から離れる時間を設けていたが今では「1日24時間、郷ひろみの方が分かりやすいかなって」。

週に3日通う、体形維持のためのトレーニングは40年間途切れることなく取り組む一方で、「不老不死の薬がほしい!」と笑った。「継続は力なりってすごく大事。その力をつけさせてくれた両親に感謝したい。どこまで郷ひろみを続けられるかが(70代の)挑戦。動ける限りは郷ひろみでありたい」とうなずいた。

エンディングでは「これまでファンと歩んできた人生、これからもずっと変わりません。期待に必ず応えられるようにします」と涙を流しながら感謝を述べた。「プラチナの70代」に突入した郷のパワーは無限大だ。(山戸英州)

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