1分で登録→自販機に「ピッ」とタッチで即購入 サントリーのアプリ『ジハンピ』500万DL超え人気の秘密 ただ今ドリンク3本無料のキャンペーン中
最近、街中の自動販売機で見かけるようになった「ピ」のマーク。その正体は、サントリーが開発した自販機専用のスマートフォン決済アプリ「ジハンピ」に対応していることを示すサインなのだとか。テレビCMでも話題となり、アプリのダウンロードランキングでは上位を争うなど、現在注目を集めている。数あるキャッシュレスアプリの中で、なぜここまで支持を得ているのか。その人気の理由を探った。 ■自販機キャッシュレス化 サントリーの秘密兵器 財布を持たない若者が増え、大阪・関西万博でも原則として「現金使用不可」が採用されるなど、キャッシュレス化の波はとどまることを知らない。そんな中、意外とその波に乗りきれていなかったのが自動販売機だ。ドリンクを販売する自販機では、主な商品が100円台と少額なのに対し、高額な電子マネー決済機器の導入コストが見合わずキャッシュレス化が進まなかった。実際、2024年時点での電子決済対応自販機は4割程度にとどまり、逆に、電子決済不可が理由で自販機での購入を諦めた経験があると答えた人は3割にものぼった。(サントリー調査より) 状況を打破しようと、サントリーが約3年をかけて開発、今年3月の全国展開後、すでに500万DLを達成したバズアプリが「ジハンピ」だ。スマホアプリを利用することで、自販機に設置する機器は単純化し大幅なコストダウンに成功。年内に自社自販機15万台への設置を目指し、一気にキャッシュレス化に踏み切る。 ■最短60秒で登録完了 シンプル設計が特徴 実際に「ジハンピ」をダウンロードしてみた。まず驚いたのが、利用登録の簡単さだ。①電話番号のSMS認証②決済方法の設定 これだけで利用できる。そう!あの毎度お馴染みの、IDやパスワードの設定、氏名、メールアドレスの登録など…。途中で「もうやーめた」と言いたくなるような登録作業がないので、私の場合は1分未満で完了した。決済方法は、各種電子マネーやクレジットカードなど、13種類に対応。さらに、dポイントや楽天ポイントなど、自分がいつも使っているポイントと連携し、貯めたり利用したりが可能だ。 さらに嬉しいことに、今なら新規ダウンロードで3本無料キャンペーンも実施中だ。 300円以下のドリンクであればどれでもOK。無料だからこそ、普段は選ばないような新しい味で冒険してみるのも楽しい。 ■電子マネー初心者の導入アプリとしても 登録が終われば、いよいよ購入へ! ①好みのドリンクのボタンを押す②アプリを起動 ③自販機にスマホをタッチ この3ステップのみで、無事ドリンクをゲット。キンキンに冷えて美味しい!購入にかかった時間は5秒?10秒?とにかく早い!小銭をじゃらじゃらやるよりも断然早い!なんだかスマートな人になった気分だ。スマホ決済で個人的に苦手なのが、「あれ?どうやるんだったっけ?」となるあのモタモタ感。特に後ろに人が並んでいると、内心ちょっとパニックに陥るのは私だけだろうか? 多機能なアプリほど、画面も複雑で混乱しやすいが「ジハンピ」は自販機利用に特化しているため画面もシンプルで、迷いようがない。「キャッシュレスに興味はあるけど、自信がなくて現金派」な方の、導入編としてもおすすめのアプリかもしれない。ちなみに「ジハンピ」対応自販機の設置場所は、ホームページでマップが公開されているので、気になる方は自宅や勤務先の近くを検索してみては。 ◆中口のり子 芸術系大学卒業後、出版社にて地域情報誌の企画提案や取材などを担当。結婚・出産を経て、デザイナー&ライターとしてフリーランスに。ラジオ関西の情報サイト「ラジトピ」への寄稿ほか、大阪・兵庫を中心に活動。グルメから美容まで、最新の流行がいち早くキャッチできるこの仕事は天職!? (まいどなニュース/デイリースポーツ)
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