【府中牝馬S】(東京)向正面でポジションを上げたセキトバイーストが押し切って重賞初制覇|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI
東京11Rの第73回府中牝馬ステークス(3歳以上GIII・牝馬・芝1800m)は5番人気セキトバイースト(浜中俊騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分46秒0(良)。1馬身差の2着に3番人気カナテープ、さらに半馬身差の3着に2番人気ラヴァンダが入った。
セキトバイーストは栗東・四位洋文厩舎の4歳牝馬で、父デクラレーションオブウォー、母ベアフットレディ(母の父Footstepsinthesand)。通算成績は14戦4勝。
レース後のコメント
1着 セキトバイースト(浜中俊騎手) 「勝てて嬉しいです。枠は外めがいいなと思っていたので良い枠だと思っていました。行く馬がいなければ自分で先手を取る事も考えていましたが、他に行く馬がいたので、あくまでこの馬のリズムを優先した結果、あの位置になりました。前走乗った時にも、追ってからしぶとく頑張って走ってくれる馬だなと感じていて、今日も直線で向かい風がきつくて走り切るにはタフな条件だったので、この馬の精神力の強さを感じました。(このコンビで2連勝)たまたま良いタイミングで騎乗させてもらっているだけだと思いますが、こうして重賞を勝てて、ここからさらに弾みをつけてくれると思うので、今後が楽しみです」
2着 カナテープ(大野拓弥騎手) 「スタートが決まりましたし、勝ち馬を見ながら良い走りでした。一瞬つかまえられそうな感じでしたが、最後は脚が一緒になってしまいました」
3着 ラヴァンダ(岩田望来騎手) 「もう一列前で競馬が出来たら良かったですが、枠的にも厳しかったですからね。ハンデも厳しく、見込まれたなという感じでした。馬は目一杯走ってくれました。また秋に頑張ってくれたらと思います」
4着 ウンブライル(石川裕紀人騎手) 「枠順も良かったですし、ロスなく最後の末脚を生かすイメージでした。狙った競馬でした。これを機にまた良い競馬が出来たらなと思います」
5着 タガノエルピーダ(団野大成騎手) 「馬の具合は良かったです。東京はオークス以来2回目で、1800mはどうかなという不安はレース前にありましたが、距離はこなしてくれたと思います。一歩目で立ち遅れるようなところがありそこから、取りに行ったので、良いところにはいましたが、外枠で少し出遅れて取りに行っている分、しんどくなったところはありました。最後、坂を登って、残りひとハロン手前まではなんとか踏ん張ってくれていましたが、登りきってから少し疲れが来たのかなと思います。それでも5着に粘ってくれたので、ここから立て直していけたらと思います」
6着 エリカヴィータ(丸山元気騎手) 「近走は結果が出ていなかったので、思い切った競馬をするつもりでした。ハンデも軽く、この馬のリズムで運べて、直線も一瞬おっ、と思うところがあって、最後までよく頑張ってくれました」
8着 カニキュル(戸崎圭太騎手) 「凄く落ち着きがあって、精神的な成長を感じました。内枠でロスなく運ぶのが理想でしたが、今回は外枠で折り合いもあり、ポジションは取れませんでした。折り合いの面は良かったのですが、結果的には内を回ってくれば良かった感じです」