「iPhone 17は買いか?問題」iPhone 16ユーザーの私が出した結論(→正直、うらやましい)

正直、最初はそんなにパッとしなかったiPhone 17。 圧倒的存在感のiPhone Airや、デザインを一新したProに比べると、なんだか控えめな印象だったのですが、よくよく見てみるとシンプルに「これがiPhoneの最新スタンダード」というのにふさわしい内容であることに気づきました。 実際、見た目はそんなに変わっていないんですけどね……。 ①ディスプレイ まず、ディスプレイのリフレッシュレート(わかりやすく言うと「画面がぬるぬる動く度」)が最大120Hzに対応。これはこれまでProクラスのモデルに採用されていたスペックです。 私が使っている16は60Hz。倍ぬるぬるとは……。 しかも画面の明るさも最大輝度3,000ニトに向上。画面は毎日眺めることになりますからね、このアップデートはデカい。 ②カメラ カメラも地味にでっかくアップデート。 まず超広角カメラのセンサー解像度が12→48MPへ4倍パワーアップ。通常の広角カメラのほうとの解像度の差も解消。 さらに前面カメラも「センターフレーム・フロントカメラ」に名称変更、しただけではなく、なんと縦持ちでも横長のセルフィーが撮れるように。地味に便利! ③チップ チップに詳しいわけではありませんが、前回のiPhone 16購入の決め手の1つは、Proモデルと同じA18世代のチップを搭載し、Apple Intelligenceへの対応を謳っていた点でした。(それまで無印iPhoneにはProモデルが採用しているチップの1世代前のものが搭載されていたのです)。 その点、早くも有志によって行われたベンチマークテストの結果を見ると……。着実に数値は向上、特にGPU性能にいたっては33%以上もパワーアップしているとのこと。GPUはAIの活用にも重要とよく言われますので、これはかなり大きな数字なのでは? 思えばこの1年、Apple Intelligenceを先取りしたつもりが、あまり日本の環境では活用できることがないまま、新モデルの発売を迎えてしまいました。「これを待っていれば、よかったのでは?」なんて声も頭の奥から聞こえてきます。 ④カラバリ カラバリは……正直、今回は結構あっさりめの色味が多い印象。 個人的にはもう1〜2色くらいパンチのある色味があったらよかった、なんなら「それなら買うよね」くらいの気持ちになったと思うのですが、この色味はApple的なトレンドなのでしょうか。 パンチのあるカラーはProに任せているのかもしれません。 とはいえ、iPhoneは実物の質感ありき。実際に手に取ってみると存在感や印象がグッとよくなることもあり、今ピンと来なくても触った瞬間に「あ、これで(クレカをスッ)」となることもあるのが恐ろしいところ。 といった諸々を加味して、iPhone 16ユーザーである私の結論は「うらやましい」です。 今の段階では、買い替えない方向に気持ちを抑えているのですが、それも「どっちかって言うと、新しいカラーより今使っている16のティールのほうが好きだしなぁ」くらいの、本当に表面張力ギリギリの我慢なので、もしかしたらまた嬉々として「開封の儀」記事に取り掛かるかもしれません。 iPhone 16ではない過去モデルのユーザーであれば、今回のiPhone 17はかなりいいのではないでしょうか? というのもiPhone 16eの登場もあってか、前回の「チップの同世代化」、今回の「リフレッシュレート向上」とスタンダードなiPhoneの性能がより上位モデルに近づいた印象もあるので、かなり満足度の高い買い物になると思います。 そうそう、乗り換える際に忘れてはいけないのが、今回のiPhone 17シリーズは日本ではeSIMモデルのみということ。物理SIMは使えません。 そのあたりの注意点や機種変更の方法はこちらの記事にまとめてあります。 iPhone 17に興味が出てきた、乗り換えたいという方は、ぜひ下記もチェックしてみてください。 【各キャリアのお得な乗り換え&機種変更ガイド】 ソフトバンク>>>> 楽天モバイル>>>> 著者紹介:内藤青也 ライフハッカー編集部員。便利ツールやアイテム、マインドセットなどを総動員して「仕事をもっと楽しくする方法」を日々探求&発信中。そのほか気鋭の起業家へのインタビューシリーズなども担当。「いかに手間をかけずにおいしいコーヒーを淹れるか?」にこだわる。 Image: Apple

ライフハッカー編集部 内藤青也

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