ローグライクゲームの古典『NetHack』バージョン5.0.0リリース

ゲーム

「@」で表されたキャラクターでダンジョンを探索していく、1987年に登場したローグライクゲームの古典『NetHack』の最新バージョン5.0.0がリリースされました。修正点や変更点は3100以上あるとのことです。

NetHack 5.0.0: Main Page

https://nethack.org/common/index.html

NetHackはシンプルなASCIIコードのみで表現されたダンジョンの中を、「@」で示されたキャラクターで探索していくローグライクゲームです。

「ローグライク」は、プレイするたびに敵やアイテムがランダムに自動生成で変更されるなどの特徴を持つゲームジャンルで、グレン・ウィッチマン氏とマイケル・トイ氏が1980年にリリースした『ローグ』を祖とします。その後、『ローグ』をベースとする形で『Hack』が生まれ、そこからさらに複数のフォークが誕生しました。

そのうちの1つが、マイク・スティーブンソン氏らが「DevTeam」として立ち上げた『NetHack』です。1987年7月28日にバージョン1.3dとして一般にリリースされて、すぐにバージョン2.2aまで上がり、1989年にバージョン3.0となりました。

以後、2003年12月にバージョン3.4.3がリリースされるまでは定期的に重要な内容を含むメジャーアップデートが行われましたが、2004年からはOS互換性などを中心としたマイナー更新となり、ファンによる拡張などが進められていました。 しかし2015年、久々のメジャーアップデートとしてバージョン3.6.0がリリースされ、バグ修正や最適化に加えて、多くのコミュニティアドオンが取り込まれました。

The story behind NetHack's long-awaited update--the first since 2003

https://www.gamedeveloper.com/design/the-story-behind-i-nethack-i-s-long-awaited-update--the-first-since-2003 開発チームメンバーのポール・ウィナー氏はバージョン3.6.0リリース時、将来の対応について聞かれて「想像もつきません。簡単だと思っていたことが思っていた以上に難しいということがあります。現実の生活が長時間のコーディング作業を制限してしまうので、むしろ『何が次には来ないのか』といったほうが現実的です。たとえば、ライトセーバーやストームトルーパーが登場しないというのは、かなり確実な予測です」と回答した上で、「その質問に対する開発チームの定番の答えはご存じでしょう。手の内は明かさないことにしているんです。ただ、次回のリリースは今回ほど長く待たせることはないと断言できます」と語っていました。

今回はバージョン4を飛ばして5.0.0へのアップデートとなっていて、特徴として、ソースコードが「C99」規格に準拠していること、特定のプラットフォームやOSでビルドしたNetHackを別のプラットフォームやOSで実行するにあたっての障壁をなくすクロスコンパイル対応、クエストテキストファイルの処理のLuaテキストへの置き換えなどが挙げられています。

なお、新しいバージョンなのでバグがあるかもしれず、建設的提案やGitHubのプルリクエスト、バグレポートは大歓迎だとのことです。

GitHub - NetHack/NetHack: Official NetHack Git Repository · GitHub

https://github.com/NetHack/NetHack

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