16型で約1.2kgの衝撃 ASUS「Zenbook SORA 16」はSnapdragon X2 Elite搭載で“大画面モバイル”の理想形へ(1/4 ページ)
ASUS JAPANの「Zenbook SORA 16」(UX3607OA)は、16型の大画面ディスプレイを備えながら、“ウルトラ軽量なCopilot+ PC”を掲げるノートPCだ。海外では15.6型クラスのノートPCを日常的に携帯することが珍しくない。本機は16型で約1.2kgという驚異的な軽さを実現しており、外出先での作業効率をワンランク上の画面サイズを追求したいユーザーにとって魅力的な選択肢となるだろう。
もう一つの大きな特徴は、プロセッサに「Snapdragon X2 Elite Extreme」を採用している点だ。かつては非x64アーキテクチャゆえの互換性が懸念材料であったが、エミュレーション技術「Prism」の登場以降、多くのアプリが支障なく動作するようになり、現在では互換性の問題を意識する場面は極めて少ない。
むしろ、このアーキテクチャが生み出す優れた電力効率――長時間のバッテリー駆動や低発熱性にこそ注目すべきだ。早速、実機を用いてZenbook SORA 16の実力を検証してみよう。
Zenbook SORA 16は、フラットな天板/底面と丸みを帯びた角を組み合わせた、ソフトな造形が特徴だ。カラーリングはザブリスキーベージュで、イチオシはその触り心地にある。
ASUSがセラルミナム(Ceraluminum)と呼ぶ独自の表面素材は、陶磁器を思わせる質感を実現している。ベージュの色彩と相まって、上質なカードボードのような温かみもある。従来の金属素材と比較して、長時間の使用でも手汗による不快なベタつきが抑えられているのも利点だ。
質感の好みは分かれるところだが、このセラルミナム特有の触感は、ぜひ店頭などで一度体感してほしい。
ボディーサイズは約353.5(幅)×242.4(奥行き)×13.8~16.5(厚さ)mmだ。狭額縁パネルの採用により、16型の大画面ながら、一世代前の15.6型モデルよりもコンパクトな横幅を実現している。
厚さについては、本格的なモバイルノートPCと遜色ないスリムな印象を与える。よって持ち運びやすいというのもあるし、机との段差が小さいため、手首に負担をかけず快適にタイピングできるという実用的なメリットも生んでいる。重量は公称値が約1.2kgで、実測では1215gだった。非常に軽く、持ち運びも快適だろう。
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Zenbook SORA 16(UX3607OA)における最大の注目点は、プロセッサにSnapdragon X2 Elite Extreme X2E-94-100を採用したことだ。Snapdragon X2 Eliteシリーズは全7モデルが展開されているが、本機の「X2E-94-100」は上位から2番目に位置するハイエンドモデルだ。
CPUコア数は18基(下位モデルは12基)に及び、高クロック版GPUや80TOPSの処理能力を誇るNPUを備えるなど、極めて高い基本性能を有している。
メモリはLPDDR5X-9523を48GB搭載している。Snapdragon環境であってもWindowsによるメモリ管理に変わりはなく、従来のWindows 11搭載機と同様の感覚で扱える。
48GBという容量はモバイルノートPCとしては異例のスペックだが、昨今のメモリ相場の高騰を鑑みると、この潤沢なメモリ容量と後述するストレージ構成が、製品価格を押し上げる一因となっていることは想像に難くない。
ストレージはPCI Express 4.0 x4接続の1TB SSDを搭載している。ベンチマーク結果ではシーケンシャルリードが毎秒約7.1GB、ライトが毎秒約5.8GBと、極めて高速な転送速度をマークしている。
アプリ起動時にわずかなレスポンスの遅延を感じる場面もあったが、これは評価機が試作段階であることや、Snapdragon Xプラットフォームにおけるソフトウェア最適化の途上であることに起因するものと思われる。
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