トランプ氏、中国と合意に近づいている-高関税の一時停止延長巡り

Skylar Woodhouse

  • 通商交渉で合意できれば習主席と会う、年内の可能性高いと発言
  • 関税停止は12日が期限、トランプ氏が最終判断とベッセント氏は説明

トランプ米大統領は5日、中国との高関税一時停止措置の延長に向けて「合意に極めて近づいている」との認識を示した。

  「必須ではないが、良い合意ができると思っている」と米経済専門局CNBCのインタビューで発言。「中国とは非常にうまくいっている」と続けた。

  一方で、習近平国家主席との首脳会談を強く求めているとの見方については否定的な立場を示した。「年内に首脳会談を行うことになる可能性が高いが、合意ができればだ。合意がなければ会わない」と述べ、通商交渉の最終的な取りまとめの一環としてでなければ会うつもりはないとの考えを示した。

  その上で「(中国までは)19時間のフライトで、長い道のりだ。だが、そう遠くない将来に行くことになるだろう」とも述べた。

  米中は8月28-29日の2日間にわたりスウェーデンのストックホルムで協議。ベッセント財務長官は関税導入の停止期限を延長する条件を巡り協議を継続するとの考えを示し、トランプ大統領に最終判断を仰ぐ考えを示していた。現在の高関税の一時停止措置は8月12日が期限となっている。

関連記事:米中、関税停止期間延長の協議継続で合意-トランプ氏に最終判断仰ぐ

原題:Trump Says ‘Getting Very Close’ on Extending China Trade Truce(抜粋)

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