30歳の阿久津未来也がツアー初V&「全英」切符 2位の河本力とソン・ヨンハンにも出場権
◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 最終日(1日)◇JFE瀬戸内海GC (岡山)◇7461yd(パー72)◇晴れ(観衆2864人)
1打差首位から出た阿久津未来也が4バーディ、3ボギーの「71」でプレーし、通算13アンダーでツアー初優勝を挙げた。後続に4打差の圧勝。7月17日開幕のメジャー「全英オープン」(北アイルランド・ロイヤルポートラッシュGC)の出場権を獲得した。
通算9アンダーの2位に入った河本力とソン・ヨンハン(韓国)にも、全英出場権が付与された。
阿久津は栃木出身の30歳。2016年にプロ転向した。選手会副会長に就任した昨年は24試合を戦って「横浜ミナト選手権」の2位が自己最高位、賞金ランク21位だった。
優勝スピーチで「JFE瀬戸内海では出るたびに予選落ちが続いて、苦い思い出しかないコースだったが、きょう良い思い出ができた。プロとしてやっと優勝できて、スタートを切った気持ちでいっぱい。男子ツアー、僕たちの背中を押してください」と涙ながらに声を詰まらせ、「ソン・ヨンハン選手、河本力選手と日本を代表してアイルランドで戦ってきます」と力を込めた。
4位に8アンダーの米澤蓮。前年覇者の木下稜介は長野泰雅、杉浦悠太、杉原大河、比嘉一貴、大西魁斗、佐藤大平、スコット・ビンセント(ジンバブエ)とともに通算7アンダー5位で終えた。
フィールドで唯一すでに全英出場権を得ていた今平周吾は通算6アンダー13位だった。
<上位成績> 優勝/-13/阿久津未来也 2T/-9/河本力、ソン・ヨンハン 4/-8/米澤蓮 5T/-7/長野泰雅、杉浦悠太、杉原大河、木下稜介、比嘉一貴、大西魁斗、佐藤大平、スコット・ビンセント