元『GTA』開発者による期待の新作『MindsEye』発売直後にSteamレビュー“賛否両論”に―酷評続出で厳しい風が吹き荒れる

MindsEye

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6月11日にリリースされたばかりのSFアクションADV『MindsEye』がSteamレビューで“賛否両論”になっています。X(旧Twitter)や掲示板Reddit上でも、酷評コメントが相次ぐ状況です。

「世に出すには早すぎた」未完成タイトルと厳しい意見

『MindsEye』は、テクノロジーがすべてを支配する架空の近未来都市レッドロックが舞台のアクションADVです。主人公はMindsEyeと呼ばれる神経インプラントにより断片化された記憶に悩まされる元兵士で、全人類の存亡をかけた戦いに身を投じていきます。

期待されていたリリースでしたが、その直後からSteamレビューをはじめXやRedditには「どんな犠牲を払ってでもこのゲームは買うべきではない」「明らかにもう1年、開発期間が必要だった」など批判的な声が挙がっています。

プレイヤーから寄せられている具体的な不満点は下記のような内容です。

  • PC版のパフォーマンスが不安定で、グラフィックスを中程度の設定にしても60fpsを維持できない。

  • 高品質モードではラグやカクつきが発生。

  • コンソール版(PS5/Xbox Series X|S)は戦闘や高速での追跡シーンが30fpsを下回り、画像が粗くなる。

  • 読み込み時間も長く、映画のようなディストピア世界を描く流れが台無しになる。

  • プレス向け先行レビューは全くなく、事前情報が少ない中、バグ修正よりもマーケティングに多くの資金を費やしたとしか思えない。

  • PC/コンソール両方でクラッシュが発生。

  • 敵が壁に引っかかるなど全体的にバグが多い。

MindsEye 23% Mostly Negative on Steam: UE5 Strikes Again byu/Stannis_Loyalist inpcgaming

Steamレビューでも「60ユーロ(約9,900円)のフルプライス、デラックス版なら80ユーロ(約13,000円)にも関わらず早期アクセスも無く、明らかにただ金儲けのためだけにリリースされたようなゲームだ。もう1年発売を延期すべきだった」といった意見をはじめ、多くのユーザーが「リリースが早すぎた、未完成品としか思えない」とコメントしています。

Steamレビュー

中には過去に発売されたリリース後は悪評の嵐であったものの、時間をかけ修正パッチによって後に超良作へと生まれ変わった『サイバーパンク2077』になぞらえて希望を抱くユーザーも見られます。しかし、『MindsEye』に関しては「期待できない」と否定的な声が現状は目立っているという状態です。

『MindsEye』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)および海外PS5/Xbox Series X|S向けに販売中です。

ライター:稲川ゆき,編集:八羽汰わちは

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