話題株ピックアップ【昼刊】:三井E&S、dely、ブロドリーフ
■dely <299A> 1,935円 +108 円 (+5.9%) 11:30現在
dely<299A>が大幅続伸し、上場来高値を更新した。同社は17日、ショート動画プラットフォーム「TikTok」内で展開されるEC機能「TikTok Shop」の公式パートナーに認定されたと発表。これが支援材料となり、発表後に株価は上げ幅を拡大した。クリエーター・エージェンシー・パートナー(CAP)などの認定を取得した。これに伴い、delyはクリエーターとメーカーをつなぐマルチチャンネルネットワーク事業を本格的に展開する。■ブロードリーフ <3673> 764円 +42 円 (+5.8%) 11:30現在 東証プライム 上昇率3位
ブロードリーフ<3673>は堅調推移。同社は16日の取引終了後、25年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結業績予想に関し、売上高がこれまでの予想の96億円に対し98億6000万円(前年同期比17.1%増)、営業損益の黒字額が5億5000万円に対し7億6000万円(前年同期は4400万円の営業赤字)、最終損益の黒字額が3億円に対し3億7000万円(同1400万円の最終赤字)で着地したようだと発表した。これを支援材料にした買いが入った。6月中間期はセキュリティー強化を目的としたパソコンの買い替え需要が想定以上だったことに加え、非自動車産業向けのパッケージソフト販売が好調に推移し予想を上回った。生成AIの積極的な活用によって業務プロセスの効率化を進めたほか、サイバーアタック対策をはじめクラウドソフトのサービス品質向上に関する費用が主に下期に発生する見通しになったことも影響した。これらの業績変動要因が下期に与える影響を精査中であり、通期の業績予想について修正の必要が生じた場合は速やかに公表するとした。■INTLOOP <9556> 6,660円 +190 円 (+2.9%) 11:30現在
INTLOOP<9556>が3日ぶりに反発した。同社は16日の取引終了後、プロジェクトマネジメントに特化した子会社の設立を発表。収益貢献を期待した買いが入ったようだ。顧客企業が抱えるプロジェクト・マネージャー(PM)人材不足の課題に関して、PM代行・支援を通じて解決を目指す。これまで数々の実績を積み上げてきたイントループのPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)に関する事業本部を独立・子会社化し、権限の明確化と意思決定の迅速化を図るとともに、グループ全体の更なる成長につなげる。■GENDA <9166> 892円 +24 円 (+2.8%) 11:30現在
GENDA<9166>は大幅続伸した。同社は16日の取引終了後、6月の売上高が前年同月比51.8%増の120億8500万円だったと発表した。26年1月期における6月までの累計の売上高は前年同期比43.1%増の585億1200万円に伸長。これをポジティブ視した買いが集まった。6月単月をセグメント別にみると、エンタメ・プラットフォーム事業ではアミューズメントが前年同月比62.7%増の83億6700万円、カラオケが同24.2%増の19億7400万円となった。■ハイレックス <7279> 2,352円 +62 円 (+2.7%) 11:30現在
ハイレックスコーポレーション<7279>が続伸し、年初来高値を更新した。英ゼナーアセットマネジメントが16日の取引終了後に関東財務局へ提出した大量保有報告書で、ハイレックスの株式について5.16%を保有していることが新たに明らかになり、思惑視した買いが集まった。報告義務発生日は7月9日。保有目的は、投資一任契約により顧客資産を運用する投資を主とするとしつつ、状況に応じ運営及び資本の効率化に向け、重要提案や経営陣との意見交換などを実施する可能性もある、と同報告書に記載している。■ソフトバンクグループ <9984> 10,715円 +265 円 (+2.5%) 11:30現在
ソフトバンクグループ<9984>が、主力株を中心に全般軟調地合いのなか頑強な値動きで目を引いている。同社傘下のソフトバンク<9434>が16日に、コールセンターの応答業務を人工知能(AI)で代行するサービスを開発したことを発表した。生成AIが自らの思考で顧客の言葉に対応し、自然な会話で回答する。また、回答データをもとにAIが自律的に学習を行い、クオリティーの改善にもつなげる。ソフトバンクGはAIの社会実装で業界のリード役を担っているが、この日に開催された自社イベントで孫正義会長兼社長は「AIエージェント」に関して、エージェントが自己増殖する仕組みにより、自社グループで10億のAIエージェントをつくる計画を公表しており、これも株価の刺激材料となっているもようだ。■データセクション <3905> 3,985円 +700 円 (+21.3%) ストップ高買い気配 11:30現在
データセクション<3905>がストップ高カイ気配。ビッグデータ分析によるマーケティング支援ビジネスを展開するが、AIデータセンター運営への業態転換で収益立て直しを図っている。16日取引終了後、これまで非開示だった26年3月期の業績予想を発表、売上高は前期比5.6倍の164億1900万円、営業利益は31億7300万円(前期は4億9600万円の赤字)を予想している。既に今月10日に発表したAIデータセンター事業における大口受注の獲得を業績見通しに反映したもの。売上高は前期まで過去最高更新が続いていたが、今期は更に様変わりとなる飛躍的な伸びを示す見込みだ。また、営業利益は19年3月期以来7期ぶりに大幅ピーク利益更新となる。これを材料視する買いが集中する格好となった。■セブン&アイ <3382> 2,047円 -163 円 (-7.4%) 11:30現在 東証プライム 下落率トップ
セブン&アイ・ホールディングス<3382>が急落している。カナダのコンビニエンスストア大手であるアリマンタシォン・クシュタール社は現地時間16日、セブン&アイに対する買収提案を撤回すると発表した。これを受け日本時間17日午前10時、セブン&アイはクシュタール社の発表を受けてコメントを開示した。セブン&アイはクシュタール社が協議を一方的に終了し、買収提案を撤回する決定を下したことを確認したとしたうえで、「北米のコンビニエンスストア事業を含む当社グループ事業の価値顕在化による、単独での価値創造の施策を今後も継続して遂行していく」との見解を示した。セブン&アイ株は、買収提案の撤回の発表に対しネガティブな反応を示している。クシュタール社の発表が伝わったことを受け、東京証券取引所はセブン&アイ株の売買を17日午前8時20分から停止。セブン&アイ側の適時開示を踏まえ、午前10時16分に売買を再開した。■アドバンテスト <6857> 11,595円 -200 円 (-1.7%) 11:30現在
前日まで10連騰を記録していたアドバンテスト<6857>が利益確定売り圧力に押され反落スタートとなったほか、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>なども軟調な値動きで始まった。前日はこの4銘柄が売買代金上位4傑を占めるなど、マーケットで存在感を示したが、足もと上値を買い進む動きに慎重なムードも漂う。前日の米国株市場ではエヌビディア<NVDA>は堅調を維持したが、オランダの半導体製造装置大手ASML<ASML>が決算発表で26年12月期の収益成長に懐疑的な見通しを示したことが嫌気され、8%を超える急落に見舞われた。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も反落しており、東京市場でもこの流れを引き継ぎ買いが手控えられている。外国為替市場で1ドル=147円台までドル安・円高方向に振れていることも様子見ムードを助長している。■unbanked <8746> 363円 +80 円 (+28.3%) ストップ高 11:30現在
unbanked<8746>が続急伸しストップ高の水準となる前営業日比80円高の363円になった。同社は16日の取引終了後、簡易株式交付により、関連会社で融資型クラウドファンディング事業や投資・コンサル事業を営むクラウドバンクを子会社化すると発表。これが株価の刺激材料となったようだ。両社は2020年11月に資本・業務提携をし、金取引共同事業などを展開していた。unbankはクラウドバンクを子会社化することで、高度なフィンテック技術やオンラインプラットフォーム運営の知見、融資審査・債権管理等の業務プロセスを取り込み、企業価値の向上につなげる。26年3月期通期業績への影響は精査中としている。■パワーソリューションズ <4450> 1,660円 +300 円 (+22.1%) ストップ高買い気配 11:30現在
パワーソリューションズ<4450>がストップ高の水準となる前営業日比300円高の1660円でカイ気配となっている。同社は16日の取引終了後、株主優待を新設すると発表した。毎年4月末及び10月末時点で100株以上を半年以上継続して保有する株主を対象に、QUOカードを4000円分(年8000円分)贈呈する。これを評価した買いが流入している。初回の今年10月のみ継続保有を条件に含めない。同社株式に投資する魅力を高め、より多くの株主が中長期的に株式を保有する状態を目指す。■北浜CP <2134> 62円 +10 円 (+19.2%) 11:30現在
北浜キャピタルパートナーズ<2134>は6日ぶり反発。16日取引終了後、持ち分法適用会社トラストコーポレーションの株式を追加取得すると発表した。トラスト社が新たに発行する株式を引き受け、持ち株比率を20%から40%に高める。太陽光発電事業での収益の拡大とグループ全体の企業価値向上を目指す。これに伴い、26年3月期連結業績において持ち分法による投資利益の計上により、経常利益及び純利益がそれぞれ680万円増加する見込みという。これが材料視されているようだ。■TDSE <7046> 1,759円 +249 円 (+16.5%) 11:30現在
TDSE<7046>は急伸。16日取引終了後、奈良先端科学技術大学院大学と共同で進めてきた自然言語処理研究の成果が最新AI技術の国際会議「COLM 2025」に採択されたと発表した。同研究では、大規模言語モデル(LLM)が検索と生成を繰り返すことで検索語を改良して文書検索精度を向上する新手法「IterKey」を提案し、検索拡張生成(RAG)全体の性能向上を実現した。これが材料視されているようだ。 ●ストップ高銘柄バルクホールディングス <2467> 350円 +80 円 (+29.6%) ストップ高 11:30現在
日宣 <6543> 1,027円 +150 円 (+17.1%) ストップ高 11:30現在 Will Smart <175A> 1,095円 +150 円 (+15.9%) ストップ高 11:30現在 東邦レマック <7422> 546円 +80 円 (+17.2%) ストップ高買い気配 11:30現在 など、7銘柄 ●ストップ安銘柄クリングルファーマ <4884> 678円 -150 円 (-18.1%) ストップ安売り気配 11:30現在
以上、1銘柄 株探ニュース