デリカ親子の好調で“デリカ祭り”の三菱自動車ブース 加藤隆雄社長が新型クロスカントリーSUVの投入計画を発表

新型デリカD:5は先行受注が約7000台と目標の3倍以上となった。新型デリカミニは現在までに約1万台とデリカ親子は好調の販売ペースとなっている。そして2026年には本格的なオフロード性能を持つ新型クロスカントリーSUVの投入を宣言した

 三菱自動車工業は1月9日~11日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されている「東京オートサロン2026」にブースを出展している。

 2026年の三菱自動車ブースは同社の人気車種であるデリカシリーズを主役として「デリカ祭り~遊び、ゴコロを解き放て~」をテーマに、新型「デリカD:5」と新型「デリカミニ」のカスタムカーを中心に、計11台を展示している。

 展示車両の中には、「パジェロ」をオマージュした「DELICA mini × "DALI" with DAMD(デリカミニ×ダリウィズダムド)」も登場、記事では1月9日に行なわれたプレスカンファレンスの内容を中心に紹介していく。

デリカ祭りと銘打った三菱自動車ブース。東京オートサロンの中でもかなりインパクトのあるブースのデザインだ。正面にはデリカミニDELIMARU FESTAが展示されている
ブースのシンボルにもなっているデリカミニDELIMARU FESTA
後ろに回っても賑やかなデザインになっている
プレスカンファレンスに登壇をした三菱自動車工業株式会社 取締役 代表執行役社長 兼 最高経営責任者の加藤隆雄氏。展示車のデリカD:5 ULTIMATE GEARと一緒に撮影

 加藤氏は三菱自動車の新しい企業広告となる「冒険が、好きだ。冒険する人が、好きだ。」というキャッチコピーについて紹介した。

 この言葉は、過酷なラリーを力強く駆け抜ける姿、真摯に開発に取り組む社員の姿を表したものであり、三菱自動車として、どんな天候や路面でも自信をもって運転を楽しめるクルマ、まだ見ぬ絶景を求めて走り出したくなるクルマ、どんな冒険からも安全・安心に帰ってこられるクルマ、環境に配慮しながら大自然を心行くまで楽しめるクルマを作っていくという強い気持ちを表したものとなる。

クルマ作り以外にも、自然の大切さを学び三菱車を通じて家族や仲間との絆を深めるオートキャンプイベント「スターキャンプ」や、豊かな自然体験をより身近にするアウトドアプラットフォーム「NOYAMA」などユーザーに自然を身近に、そして気軽に楽しめるきっかけを提供していることを紹介した

 今回の三菱自動車ブースはデリカシリーズをメインに取り扱う「デリカ祭り」というコンセプトを掲げているが、本日(2026年1月9日)は新型デリカD:5の発売日となる。

 加藤氏によると新型デリカD:5は2025年10月から予約注文を受け付けて、昨日までに月販目標の3倍以上となる約7000台の注文を受けているとのこと。予定を大幅に上まわっているので納車は少し遅れが出ているが、購入したユーザーを極力待たせないことに尽力しているので2カ月の納期で収めているとのことだ。

 なお、2025年10月に発売した新型「デリカミニ」は昨日までに約1万台の受注を受けているといい、こちらも予定を大幅に上まわる注文を受けていると説明。「デリカ親子が国内販売を力強く牽引してくれています」とコメントした。

 そして、最後に「これからの三菱自動車についてお話させて下さい。 私たちはお客さまにワクワクしていただける三菱自動車らしい尖ったクルマをグローバルに、毎年、連続して投入してまいります。2026年には本格的なオフロード性能をもつ新型クロスカントリーSUVを投入する計画です。“デリカ祭り”のあとも、その熱狂が冷めることはありません。これからの三菱自動車にぜひご期待ください」と結んだ。

デリカD:5 ULTIMATE GEAR
サイドに入るロゴ風のデザインはカタカナの「デリカ」を横倒しにしたもの

 デリカD:5のタフなイメージを前面に出したオフロード向けカスタムモデル。ノーマルよりも車高を30mm上げて悪路走行での走破性をアップ。さらに路面のギャップや障害物から車体を守るバンパーガードを装着する。新型デリカD:5は新たに採用したフェンダーアーチモールにより車幅を広げているが、デリカD:5 ULTIMATE GEARはさらにワイドになるオーバーフェンダーを装着。

 ボディはラプタージャパンの全面協力を得てラプター塗装という仕上げになっている。このラプター塗装はアメリカからのもので、本来はトラックの荷台などに塗られるものである。特徴は衝撃などにも強く傷がつきにくいところで、今回はその塗料をデリカの純正色に調色してボディ前面に塗っている。

 なお、最近はボディの色替えにカーラッピングを導入することも多いが、今回は道具感にこだわることでラッピングではなく塗装にしたという。

デリカミニ ULTIMATE GEAR
このクルマも塗装はラプター塗装で仕上げてある

 フロントグリルガード、ルーフラック、リアラダーを装備し、サスペンションは20mmリフトアップしたデリカミニ。オーバーフェンダーも装着しているが、車幅は軽自動車規格内に収まるものとなっている。このパーツは三菱純正ではなくJAOS製でまだ市販されていないが、今後市販予定とのこと。

 デリカミニも塗装はラプター塗装。塗装の肌はざらざらした仕上げだが、色の感じは純正色と同じようになるよう調色しているが、塗料の質が全く違うので、色合わせの作業がかなり大変だったとのことだ。

 バンパーやオーバーフェンダー、そしてリアまわりの黒い部分もラプター塗装でこちらはさらにざらざら感が強い仕上げとすることでタフなイメージを出している。さらにピラーの部分はデリカD:5のリブボーンフレームをイメージしたブラックとすることでプロテクション感を出しているとのこと。

真横から見ると、カタカナのデリカが分かりやすいかも

 カスタムパーツメーカーDAMD(ダムド)の新ブランド「DALI(ダリ)」のアクセサリーによって仕上げたオリジナルのカスタムカー。グリル及びライトは「パジェロ」をオマージュし、三菱自動車らしさを残しつつ、レトロな印象とすることでかわいくもワイルドなスタイリングとした。違いを演出したい、個性を表現したいというユーザーのニーズに応えたカスタムカーとのこと。

デリカミニ×DALI with DAMD(ダリウィズダムド)
デリカD:5 ACTIVE CAMPER(アクティブキャンパー)
室内はベッドキットが装着されている
デリカミニ ACTIVE CAMPER(アクティブキャンパー)
ベッドキットとポップアップルーフを装備。ポップアップルーフがあるので、車内で大人がまっすぐ立つことができる
デリカD:5 Wild Adventure Style(アドベンチャースタイル)
デリカミニ Wild Adventure Style(アドベンチャースタイル)
トライトンラリーカー(AXCR2025 優勝車)
デリカD:5(AXCR2025サポートカー)。外観が綺麗なので、レプリカかと思いきや、実際に増岡監督がステアリングを握って現地を走った車両とのこと
デリカミニ トミカ55周年仕様の実車版
デリカミニ トミカ55周年仕様。三菱自動車のデザイナーがデザインしている

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