戦後80年メッセージ発出、時期・やり方をよく考える=石破首相
石破茂首相は8月5日、参院予算委員会の集中審議で、戦後80年メッセージの発出について「時期、やり方についてよく考える」と述べた。7月23日、東京で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 5日 ロイター] - 石破茂首相は5日、参院予算委員会の集中審議で、戦後80年メッセージの発出について「時期、やり方についてよく考える」と述べた。村田享子委員(立憲)への答弁。
村田委員は発出時期は8月15日か、日本が1945年に降伏文書に調印した9月2日かなどと質問。首相は「どの日が最も適当かということもある。その内容もよく考えなければならない」としたうえで「8月15日は戦闘が終わった日。実際に(太平洋)戦争が終わったのは東京湾で降伏文書に調印した日だという考え方もある」と答えた。
政府は戦後50年、60年、70年に合わせ首相談話を閣議決定してきた。石破首相が80年談話を出すことに安倍晋三元首相による70年談話との整合性を懸念する声が与党内から出ており、メッセージの形式や発出タイミングが焦点となっている。
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