衆院解散目前「めちゃくちゃや」 京都でも各党の準備が急ピッチに
林利香 山田みう 木子慎太郎 北澤拓也
【京都】高市早苗首相が23日召集の通常国会での衆院解散を与党幹部に伝えるなか、「超短期決戦」になる見込みの総選挙に向けて、府内でも各党が急ピッチの準備を強いられている。27日公示と見込まれているが、各選挙区の構図は流動的な状況だ。
前回2024年10月の衆院選で、府内選挙区は、自民2議席、立憲2議席、維新1議席、無所属1議席の結果だった。
自民は前回と同様に、全選挙区に公認候補を擁立する予定だ。府連幹部は「解散に唐突感はあったが、高市首相になり、支持者から好意的な声を受けることが増えた」と期待する。一方、「自民の支持率が上がっているわけではない」と気を引き締める。
維新は1~3区に擁立を検討している。自民との選挙区調整はしない方針。府総支部代表の前原誠司衆院議員(2区)は「解散は急に降って湧いたような話で、他の選挙区の擁立はなかなか難しいのではないか」という。解散総選挙となれば「連立政権の信を問う選挙になる」とする一方、「自民が勝ちすぎると政策実現が遠のいてしまう可能性がある」とも話す。
新党「中道改革連合」の結成が決まった立憲は、3区と6区の現職と1区の新顔が立候補に向けて準備している。府連の田中美貴子幹事長は「中道勢力を結集するという努力は認めたい」としたうえで、「地方議員とも連携体制を作らなければならない。急ごしらえの政党で、どう戦えばいいのか」と戸惑いも口にした。
国民の北川剛司幹事長は「解散はこの時期だと思っていなかったので、めちゃくちゃや」。15日に初めての公認候補者の内定を1区で発表。5区も擁立に向けて準備を進める。党本部からは「23日までに候補者擁立を急ぐように」と指示がきたという。
立憲と国民を支援する連合京都は、両府連に「候補者一本化」を要請している。原敏之会長は、立憲と公明の新党結成を「けしからんとは言えないが、まずは立憲と国民で話し合うのが大前提では。『看板の付け替えだ』と思う組合員もいる」と指摘した。3区と6区は現職を推薦する方針という。
共産は16日、1~6区の候補者を発表した。府委員会の渡辺和俊委員長は記者会見で、「究極の自己都合解散」と批判。北陸新幹線延伸計画への反対を表明し、政治資金や暮らし、平和・人権を争点に押し上げたい考えを示した。比例では「近畿で2議席」「京都で20万票」を掲げた。
参政は、前回は1、2、3、6区に擁立したが、党関係者は取材に「現時点では未確定」と答えた。近く党本部が発表する見通しという。
府内6選挙区の前回衆院選(2024年)の構図と結果
1区 自 維 立 共 れ 参 無
2区 維 共 自 参 無 無
3区 立 自 維 共 参
4区 無 自 共
5区 自 立 維 共
6区 立 自 維 共 参
(太字は選挙区当選者の政党。得票順)
この記事を書いた人
- 山田みう
- 京都総局|京都市政担当
- 専門・関心分野
- 教育、文化、都市開発
高市早苗首相が、1月23日召集の通常国会での早期の衆院解散を与党幹部に伝達しました。 関連するニュースをお届けします。[もっと見る]