今秋、iPhoneがやはり「大幅に値上げ」される可能性 著名アナリスト予測

新たなレポートによると、アップルはiPhoneの価格を引き上げる見通しだ。具体的な値上げ幅や時期は不明だが、価格の改定は近づいているとされる。 ブルームバーグのマーク・ガーマンは、5月19日のニュースレター「Power On」の中で、「アップルが最後に米国で大幅な価格の引き上げを行ったのは8年前のことだった。それ以来、同社は数多くのテクノロジーの進化をiPhoneにもたらしており、この秋に登場する新機種にも新たな機能が搭載される」と述べている。 ガーマンはまた、アップルが今年4月にトランプ大統領による関税措置に対応するために価格の引き上げを真剣に検討していたとも述べている。その当時、値上げの噂が多くのメディアに取り上げられると、アップルストアには多くの客が詰めかけていた。 その際、実際に値上げされなかったが、この先アップルは値上げに踏み切るはずだとガーマンは考えている。「アップルは、おそらくiPhoneの価格を引き上げる」と彼は主張しており、その時期が今年の秋になると述べていることから考えて、値上げは9月に登場する新型iPhoneの発売と同時期になるという見方が有力だ。 そうなった場合、現行モデルの価格がどうなるのかという疑問が浮かぶ。例年どおりであれば、iPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxは即座に販売終了となる可能性が高い。そして、これらのモデルは2026年春ごろに整備済製品としてアップルストアに割安な価格で並ぶはずだ。実際、現在はiPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxがそのようなかたちで販売されている。 一方、iPhone 16とiPhone 16 Plusの価格は、従来どおりであれば100ドルの値下げになると予想される。これは昨年、iPhone 15とiPhone 15 PlusがiPhone 16シリーズの登場時に100ドル値下げされたのと同じ流れだ。ただし、今回注目すべき点は、「これまで以上の価格に値上げされたiPhone 17の価格から100ドル引き」になる可能性がある点だ。 ガーマンが「ここ8年で大幅な価格の引き上げはなかった」と指摘していることは、今回の値上げが「大幅な値上げ」になることを示唆している。 ただし、アップルもまだこの値上げがどの程度のものになるかを決めかねている可能性がある。なぜなら、新たなモデルの価格は、中国やインド、ブラジル、ベトナムからの輸入品に対して、今後、課される関税に左右されるためだ。

David Phelan

Forbes JAPAN
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