インテル、アップルに出資要請交渉 協力強化も議論=報道

 米半導体大手インテルは、アップルに出資を求める方向で交渉している。写真はインテルのロゴ。8月25日、ボスニア・ヘルツェゴビナのゼニカ市で撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[24日 ロイター] - 米半導体大手インテル(INTC.O), opens new tabは、アップル(AAPL.O), opens new tabに出資を求める方向で交渉している。ブルームバーグが24日、事情に詳しい関係者の話として伝えた。

アップルとインテルはより密接な協業関係構築の方法も議論しているが、話し合いはまだ初期段階で、合意に達しない可能性もあるという。

数日前には米半導体大手エヌビディア(NVDA.O), opens new tabがインテルに50億ドルを出資し、約4%の株式を取得すると発表したばかり。

インテルのリップブー・タン最高経営責任者(CEO)は、人工知能(AI)向けた半導体開発競争で苦戦を強いられている同社の経営立て直しの一環として、協力関係を得られる相手を相次いで確保しようとしている。

ブルームバーグによると、インテルはさらに複数の企業に出資や提携を持ちかけているもようだ。

アップルは2020年に内製半導体の使用に移行するまで、長年にわたってインテルの主要な顧客だった。

現在アップルは半導体製造の面で台湾積体電路製造(TSMC)(2330.TW), opens new tabへの依存度が極めて大きいが、インテルと新たな協力関係を築けば、サプライヤーの多角化によるリスクヘッジを図ることができる。

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