【中日】2戦連続、両リーグ最多11度目の完封負け 借金もワースト5 延長11回藤嶋が痛恨3失点 涌井7回0封も、打線が大拙攻で見殺し

■プロ野球 中日 0-3 阪神 延長11回(23日 バンテリンドーム) 中日は阪神に延長11回を戦うも2試合連続、両リーグワーストの11度目の完封負けを喫し2連敗。18勝23敗2分となり、借金も今季最多を更新する「5」となった。0-0で迎えた延長11回表、5番手・藤嶋が先頭の代打・糸原に中前安打を浴びると、バントで1死二塁となり近本に中前適時打を浴び0-1。さらに森下には2点適時二塁打を浴び0-3。11回裏は岩崎の前に三者凡退に抑えられ力尽きた。藤嶋が2敗目。 試合は先発の涌井は7回を投げ3安打無失点に抑える好投。しかし打線が5回の無死一、三塁、6回の1死三塁、7回の2死二、三塁の好機で無得点の拙攻。さらに9回には無死二塁、10回裏の2死一、二塁とサヨナラ機にも得点できず投手陣を見殺しにした。 前日はDeNA・石田裕の前に1安打完封負けを喫した打線は、田中がベンチスタート。2番にはセカンドで樋口、6番にはサードで高橋周を起用した。 涌井は今季4度目の登板、2勝1敗、防御率2.00。前回の5月14日・ヤクルト戦(バンテリンドーム)は6回4安打無失点で勝ち投手。今季の阪神戦は2度目、前回の4月29日(バンテリンドーム)は6回4安打1失点(自責1)で勝ち投手。 立ち上がり、先頭の1番・近本に中前安打を浴び、中野の犠打で1死二塁とされるも、森下、佐藤輝をそれぞれ中飛に打ち取る。続く2回も、先頭の大山に左前安打を浴びるも、木浪を右飛、豊田を捕ゴロで2死二塁となり、坂本を空振り三振に仕留め得点は与えず。 打線は相手先発・村上に対し、初回2死から上林が中前安打を放ち、盗塁を決め得点圏に走者を置くも、ボスラーが空振り三振。続く2回、3回は三者凡退に抑える。 涌井は3回に9番・村上からの相手打線を三者凡退に抑えると、4回にはクリーンナップを3人で片づけ三者凡退。5回は先頭の木浪に左前安打を浴びるも、豊田を左飛、坂本を遊ゴロ併殺打に仕留める。 4回の攻撃は2番・樋口が二飛に倒れると、上林が右飛、ボスラーが一ゴロに倒れ三者凡退。5回は先頭のカリステが左翼フェンス最上部直撃の二塁打を放つと、高橋周も中前安打でつなぎ、無死一、三塁。阪神内野陣は前進守備を敷かず、定位置に守るも、宇佐見が3ボール1ストライクから手を出し遊飛、山本はバントの構えからバットを引くも、三走・カリステが捕手からの送球で戻り切れず2死。山本は二飛に倒れまさかの無得点。 さらに6回、涌井が見逃し三振に倒れ1死から岡林が右中間を真っ二つに破る三塁打を放つと、樋口に代打・田中を送るも空振り三振で2死。上林は申告敬遠で勝負を避けられると、ボスラーが中飛に倒れ2者残塁。 援護を待つ涌井は6回を三者凡退に抑えると、7回は森下を空振り三振、佐藤輝を投ゴロ、大山を空振り三振とクリーンナップを制圧。 7回裏は1死から高橋周、宇佐見が連打で一、二塁となるも、山本がボテボテの一ゴロで2死二、三塁。涌井に打席が回ると、代打・ブライトの勝負手を打つも、一ゴロに倒れまたも得点できず。 涌井は今季最長の7回を投げ83球、3安打、無四死球、5奪三振、無失点も、打線の援護に恵まれず。8回からは2番手・マルテが2死から8番・坂本に四球を出すも、代打・ヘルナンデスを二飛に打ち取る。 8回裏は、2番手・石井に対し、1番・岡林からの好打順も三者凡退。9回は3番手で守護神・松山が登板し、森下に2死からあわやホームランの打球を飛ばされるも、フェンス直撃の二塁打となりピンチも、佐藤輝を左飛に打ち取る。 9回裏は回跨ぎの石井を攻め、先頭のボスラーがライトフェンス直撃の二塁打を放ち代走・加藤匠、カリステはバントの構えもファウルで追い込まれてからヒッティングに切り替え空振り三振。2安打の高橋周は申告敬遠で一、二塁から、宇佐見が空振り三振、山本が二ゴロに倒れ延長戦へ。 10回は清水が大山、木浪、代打・渡邉を三者凡退に抑えていた。延長10回裏は阪神3番手・湯浅に対し2死から田中が投手への内野安打と悪送球で二塁に進塁すると、上林が申告敬遠で一、二塁。しかし代走で途中出場の4番・加藤匠が空振り三振に倒れサヨナラ機を逃していた。

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