死球だったら同点に…「自然な反応だった」ブルワーズ指揮官、25歳内野手の“回避”を擁護 「選手第一の姿勢を示し、若手選手を批判から守った」と米メディア

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9回裏、2死満塁で死球を回避したブルワーズのテュラング。(C)Getty Images

 現地10月13日、ナ・リーグ優勝決定シリーズ(7戦4勝制)の第1戦でロサンゼルス・ドジャースとミルウォーキー・ブルワーズがアメリカンファミリー・フィールドで対決。2対1でドジャースが勝利した。  2対1でドジャースがリードの9回裏、2死満塁でブルワーズのブライス・テュラングがドジャースの3番手ブレイク・トライネンと対峙。カウント1-2からの4球目、内角低めのスライダーがあわや死球となりそうになると、25歳のテュラングは本能的に左足を引いて回避した。  このプレーが試合後に注目を集めた。もし死球だったらスコアは2対2の同点となり、さらに2死満塁の好機が続いたからだ。  ブルワーズのパット・マーフィー監督は「自然な反応だった」とデュラングのプレーを擁護。米スポーツメディア『Larry Brown Sports』は指揮官の発言について、「選手第一の姿勢を改めて示すコメントだった。『自然な反応』と評することで、若手選手を批判から守り、第2戦に向けてチームの集中力を保つ意図もあった」と解説した。  さらに同メディアは「ブルワーズにとって、この一連のプレーは心の痛みと人間らしさの両方を映し出すものとなった」とも綴った。  ナ・リーグの優勝決定シリーズはドジャースが先勝。同14日にアメリカンファミリー・フィールドで行なわれる第2戦ではどんな戦いが繰り広げられるのか。最後まで目が離せない。 構成●THE DIGEST編集部

【動画】あわや同点...ブルワーズの25歳内野手が死球回避の瞬間

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