訪日外国人6月は7.6%増の337万人、伸び鈍化 上期2000万人突破

日本政府観光局(JNTO)が7月16日発表した6月の訪日外国人客数は、前年同月比7.6%増の337万7800人で、同月としての過去最高を更新した。浅草で2023年3月撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 16日 ロイター] - 日本政府観光局(JNTO)が16日発表した6月の訪日外国人客数は、前年同月比7.6%増の337万7800人で、同月としての過去最高を更新した。ただ、伸び率は前月まで続いた2桁台から1桁に縮小した。

上半期の累計は前年同期比21.0%増の2151万人と、過去最速となる6カ月で2000万人を突破した。

6月は夏休みシーズン前だったにもかかわらず、海外の多くの国・地域でスクールホリデーに合わせた訪日需要が高まった。

国・地域別では、米国が16.4%増の34万5100人で月間の過去最高を更新したほか、韓国や台湾、シンガポールなど15市場で6月として過去最高を記録した。

観光庁が同時に発表したインバウンド消費動向調査によると、4━6月期の訪日外国人旅行消費額は2兆5250億円で前年同期比18.0%増加した。国・地域別では中国が5160億円と最大で、米国の3566億円、台湾2915億円、韓国2312億円と続いた。

同期の1人当たり旅行支出は23万9000円で、英国(44万4000円)、イタリア(39万8000円)、ドイツ(39万6000円)の順で多かった。

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