「デタラメな情報」宮城県知事が参政党代表に抗議 「水道事業を外資に売った」発言
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宮城県の村井知事が16日に会見を開き、参政党・神谷代表の宮城県の水道事業をめぐる発言について、強く反発しました。
神谷代表は、13日に仙台市で行った演説で、こう述べました。
参政党 神谷宗幣代表(13日)
「上下水道、必要でしょ。国がやらないから、宮城県みたいに民営化しちゃうんですよ。おかしい宮城県は。水道なんて、めちゃめちゃ大事なわけですよ。なんでそれを外資に売るんですか」
宮城県 村井嘉浩知事
「非常に憤っています。選挙中だから何を言ってもいい。宮城県の大切な命の水を海外企業に売り渡すなんてことはあるわけがない。デタラメな情報を流すことは、私はとても許すことができない。宮城県は、水道事業を日本の企業であれ、海外の企業であれ、売り渡した事実はまったくございません」
宮城県は、3年前から水道事業の運営を民間企業に委ねています。民間のノウハウで、経費を削減するのが目的です。ただ、所有権と最終的な責任は県にあり、完全民営化ではないとしています。運営会社に、外資の日本法人が一部出資しているものの、最大の株主は、日本の企業だということです。
宮城県 村井嘉浩知事
「管理を委託している会社は(株式を)51パーセントを持っている。議決権を持っている会社は、純粋な日本の会社であります。外資系の企業ではありません」
県は、15日、抗議文を提出。19日までに謝罪・訂正するよう求めています。
神谷氏に対応を聞きました。
参政党 神谷宗幣代表
「(抗議文は)まだ見ていない。半分以上、株式を持たれると、外資になっちゃうから、よくないと。正確に、もう一回調べないと、私もなんとも言えませんから、一回調べて、正式に回答したい」