600年ぶりの女性王位継承者、ノルウェーのイングリッド・アレクサンドラ皇太子が厳粛な装いで即位宣誓式に出席 - セレブニュース

2026年9月1日(現地時間)、ノルウェー国会議事堂で行われた即位宣誓式に出席したホーコン国王とイングリッド・アレクサンドラ皇太子 Photo:ロイター/アフロ

祖父ハーラル5世(享年89)の死去を受け、父がホーコン8世として国王に即位し、王位継承者という新たな役割を担うことになったイングリッド・アレクサンドラ皇太子。

王室の公式サイトによれば、ノルウェーでは1908年に戴冠式が廃止され、1906年のホーコン7世国王(享年85)とモード王妃(享年69)の戴冠式が最後となった Photo:ロイター/アフロ

2026年9月1日(現地時間)、悲しみのなかで新時代の幕開けとなった即位宣誓式で、洗練されたシルエットのブラックドレスに身を包み、厳かな面持ちで父の宣誓に立ち会った。

2026年8月31日(現地時間)、棺を王宮の礼拝堂に移す際には、メッテ=マリット王妃の過去の交際相手との息子で、現在2件の強姦罪などで有罪となり、禁錮4年の判決を不服として控訴中のマリウス・ボルグ・ホイビー(29)の姿も Photo:代表撮影/NTB scanpix/アフロ

王室の公式サイトによると、祖母ソニア王妃(89)と弟のスヴェレ・マグヌス王子(20)は本会議場からその様子を見守ったが、母メッテ=マリット王妃(53)は欠席。米誌『People』が報じた医師の声明によると、今年6月に受けた肺移植手術後、合併症の症状が見られ、この日は終日経過観察を受ける必要があったためだという。

英誌『HELLO!』によれば、イングリッド皇太子の母はメッテ=マリット王妃となり、王妃の称号が与えられたが、祖母のソニア王妃も引き続き、王妃の称号を保持するという。ただし「陛下」の敬称ははずれるそう

英誌『HELLO!』によれば、宣誓式でのイングリッド皇太子の装いは、35年前の1991年1月21日(現地時間)、ソニア王妃が夫ハーラル5世国王の即位宣誓式に出席したときの姿に、驚くほど似ていたそうだ。

父の宣誓に立ち会ったイングリッド皇太子。『People』によれば、欠席だったメッテ=マリット王妃はこの日、オスロの国立病院でその姿がキャッチされたそう Photo:ロイター/アフロ

この日、イングリッド皇太子が選んだのは、高めのネックラインで、床に届く丈感のシンプルなブラックドレス。ヴェールをあしらったエレガントな黒のヘッドピースを合わせ、祖母のクラシックなスタイルを思わせながらも、よりモダンな印象に仕上げていた。

Photo:ロイター/アフロ

王室の公式サイトによると、イングリッド皇太子は国会での式典後、王宮に戻り、自身の宣誓書に署名。これにより、国王不在時には摂政として、その職務を代行できることになったという。その歴史的瞬間を捉えた写真は王室の公式SNSで公開された。

イングリッド皇太子が王宮で署名した宣誓書は、その後国会に届けられたそう 

『HELLO!』によれば、全身黒の品格ある装いで、静かにペンを持つ新皇太子の写真は、大きな反響を呼んだそう。「本当に感服します。まだとても若いのに、この数日間の振る舞いは完璧で、特に母親がすべての行事に出席できない状況、しかも祖父を亡くしたばかりだということを考えるとなおさら。彼女が未来のリーダーなら、ノルウェーの将来は安泰です」といったコメントをはじめ、多くの人がイングリッド皇太子を「美しい」「威厳がある」と称賛。「彼女が“未来の女王”であることを誇りに思う」といった声が続々と寄せられたという。

2004年4月、イングリッド皇太子の洗礼式の際、王宮のバルコニーに登場した王室一家。写真左より、ハーラル国王、イングリッド皇太子を抱くメッテ=マリット王妃、マリウス、ホーコン国王、ソニア王妃 Photo:Getty Images

イングリッド皇太子は2004年1月21日(現地時間)、奇しくも祖父ハーラル5世が即位宣誓を行った日からちょうど13年後に、ホーコン皇太子(当時)の第1子として誕生。『People』によれば、1990年の憲法改正で、性別にかかわらず長子が王位を継承する制度が導入されて以降に生まれた初の王族である。ノルウェー最後の女性君主は1388〜1412年に統治したマルグレーテ女王で、イングリッド皇太子が予定通りに王位につけば、同国では600年以上ぶりの女性君主となるのだとか。

2026年8月10日(現地時間)、オスロ大学に初登校したイングリッド皇太子。『Daily Mail』によれば、シドニー大学では普通の学生として過ごすため、ただ「イングリッド」と自己紹介していたという Photo:Getty Images

英紙『Daily Mail』によれば、驚くほど「気取らない」人物と称されるイングリッド皇太子は2025年8月から豪シドニー大学で学んでいたが、母メッテ=マリット王妃の健康問題などがあって帰国。王室のサイトによると、2026年8月から交換留学生としてオスロ大学に通っているそう。

イングリッド皇太子の18歳の誕生日を記念して公開された美しいポートレート。コロナ禍の影響で2022年6月に節目の誕生日を祝う晩餐会が行われた Photo:Getty Images

英王室専門サイト『Royal Central』によれば、2022年1月、18歳の誕生日を機に行われた初の本格的なTVインタビューで、ノルウェー公共放送『NRK』に自身の将来について率直に語ったイングリッド皇太子。「祖父が私を座らせて、何かを教え込むようなことはありません。私は“女王になるための学校”に通ったわけでもありません。しかし祖父の行動や話すこと、そのすべてから多くのことを学んでいます」と話し、こう続けた。「私たちの役割で最も重要なのは、何をすべきか指示されるのではなく、自分自身のやり方で物事に取り組むことだと思います」。

身分違いの恋を反対されてもなお想いを貫き、9年間の交際の末、結婚したハーラル国王とソニア王妃。ハーラル国王は58回目の結婚記念日の前日に死去した

ノルウェー紙『VG』によると、ハーラル国王の国葬は9月9日(現地時間)、オスロ大聖堂で執り行われる予定。王室は10月9日(現地時間)まで正式な服喪期間を設けると発表している。

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