イランとイスラエル、再び互いを攻撃 米との対話不透
[エルサレム/ワシントン 21日 ロイター] - イランとイスラエルは21日未明、再び互いを攻撃した。前日には核を巡ってイランが米国と交渉しないと表明した一方、スイスのジュネーブでイラン外相と会談した英仏独の外相は米国と対話するよう求めた。
イスラエル軍は現地時間午前2時30分過ぎ、イランからミサイルが飛来すると警報を出した。テルアビブやイスラエルが占領するヨルダン川西岸にサイレンが鳴り響いた。テルアビブ上空では迎撃ミサイルが確認され、爆発音が響き渡った。
イランは5発の弾道ミサイルを発射したが、ミサイルが着弾した兆候はないという。現時点で死傷者の報告はない。
イスラエル軍は同時にイランのミサイル貯蔵・発射拠点に新たな攻撃を開始したと発表した。
イスラエル軍は20日にもイランの軍事施設数十カ所を夜間に攻撃している。イランのアラグチ外相は「イスラエルの侵略が停止するまで」米国と交渉する余地はないとする一方、欧州各国外相との会談のため、20日にスイスのジュネーブに到着した。同会談は進展がなかったが、協議を続ける姿勢を示唆した。
トランプ米大統領は20日、米国がイスラエルの攻撃に参加するかどうかを2週間以内に決めると表明し、「人々が正気に戻るかどうかを見る」のに十分な時間があると述べた。
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Alexander has over a decade of international reporting experience. He is currently a senior correspondent in Jerusalem covering Israel & the Palestinian Territories and was formerly in Dubai where he covered the Arabian Peninsula, including the United Arab Emirates, Saudi Arabia and Yemen, often writing about foreign policy, security and economic-related issues.