【2026年3月】「JR東日本」が運賃改定で“最大30%値上げ”に!? 通勤が「大宮-東京」のわが家は“いくら負担が増える”? 交通費への影響をシミュレーション

JR東日本は、改定理由として、鉄道サービスを今後も健全に運営していくための改定であると説明しており、その背景には複数の要因が重なっています。まず、コロナ禍以降オンライン会議やテレワークなどの定着によって電車利用者が減少し、以前の水準に戻っていません。 一方で、線路や車両の維持管理、安全対策の強化など、鉄道を維持するための負担が増加しています。それに加えて、エネルギー価格の上昇も重なり、鉄道運行に必要なコストも大きくなっています。 このような環境の中で、経営努力だけではコスト増を吸収することは難しく、今後も鉄道事業を継続していくために今回の運賃改定が必要な状況です。

今回の運賃改定では、全ての区間が一律の改定幅で値上げされるわけではなく、特徴に応じて改定幅に差があります。 普通運賃と通勤定期といった購入方法の違いに加えて、もともと割安となるような運賃計算となっていた一部区間では計算方式が見直されます。このような区間では、値上げ幅が大きくなる傾向があることに注意が必要です。実際に、上野-成田間では940円が1230円と、30%を超える値上げとなる予定です。 具体的な改定後の運賃は、JR東日本のホームページにて検索できます。運賃改定前にご利用の区間を検索し、チェックしておくと良いでしょう。

埼玉県の大宮駅から東京駅の通勤ルートを例に、値上げの影響を具体的に見ていきましょう。1ヶ月通勤定期の現行および改定後の運賃はそれぞれ次の通りです。 ・現行:1万6610円 ・改定後:1万7970円 1ヶ月あたり1360円の値上げ(値上げ率:約8.2%)となり、年間では1360円×12ヶ月=1万6320円の負担増となる予定です。 多くの企業では通勤手当が支給されますが、上限が決められているケースや一部自己負担となる企業もあり、家計への影響が出る場合もあります。値上げ分が個人負担となってしまうのか、勤務先の支給条件も確認しておくと安心です。


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JR東日本は、利用者減やコスト上昇など複数の要因を背景に、2026年3月14日から運賃改定を行うことを発表しました。上野-成田間のような一部区間では、30%を超える大幅な値上げも発生します。 主要通勤ルートである「大宮-東京」では、1ヶ月定期の値上げ額が1360円、年間では1万6320円の負担増が見込まれます。 会社の通勤手当の支給条件によっては、家計に影響が出る可能性がありますので、JR東日本のホームページにて利用区間の改定後の運賃を把握して、会社の通勤手当の支給要件に収まるかなど、事前に調べておきましょう。 出典 東日本旅客鉄道株式会社 運賃改定のお知らせ 東日本旅客鉄道株式会社 運賃改定のご案内 東日本旅客鉄道株式会社 改定後運賃検索サイト 執筆者 : 東雲悠太 FP2級、日商簿記3級、管理栄養士

ファイナンシャルフィールド編集部

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