【マッチレポート】J1-18[H] 京都サンガF.C.戦『新井悠太、渾身のひと振り』(25.5.26)

2025年5月25日(日) J1第18節 東京ヴェルディ vs 京都サンガF.C. 15:03キックオフ 味の素スタジアム [入場者数]13,252人 [天候]曇、弱風、気温21.1℃、湿度72%

東京V 1‐0 京都 前半:0‐0 後半:1‐0 [得点] 1‐0 新井悠太(90+4分)A綱島悠斗1

※A=アシスト、及び今季の通算数。東京Vのみカウント。

●東京Vスターティングメンバー GK1   マテウス DF23 綱島悠斗 DF2   深澤大輝 DF3   谷口栄斗 MF22 翁長聖(88分 松橋) MF7   森田晃樹(73分 川﨑) MF16 平川怜 MF40 新井悠太 FW11 山見大登(73分 染野) FW10 木村勇大 FW8   齋藤功佑(88分 食野)

(ベンチメンバー:GK21長沢祐弥。DF15鈴木海音。MF17稲見哲行、19松橋優安、20食野壮磨。FW9染野唯月、25熊取谷一星、27白井亮丞、37川﨑修平)

監督 城福浩

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■プレスの応酬と中盤の潰し合い

最初にビッグチャンスをつくったのは京都サンガF.C.。13分、中盤のルーズボールの争いから平戸太貴がボールを運び、長沢駿にパス。ここは守備に戻った新井悠太が足もとからはじき出すが、こぼれ球を平戸がシュート。マテウスが身体に当て、防いだ。

試合前の予想どおり、序盤から局面の激しい争いが連続し、東京ヴェルディもそこは一歩も引かない。同時に長いボールを使って相手のラインを下げ、中盤を広げようと試みた。

「ボールを失った直後、激しめに当たって潰せるのが京都のよさ。けっこうファールを受けるシーンが多かったですけど、自分たちも屈することなく、しっかりと冷静に戦えたと思います」(齋藤功佑)

38分、ビルドアップから綱島悠斗が松田天馬の逆を取ってボールを持ち上がる。川﨑颯太もかわし、齋藤にボールをつけた。森田晃樹、平川怜も前に出て、ボックスに6人が入る形までいったが、シュートには至らない。

「マッチアップした松田選手は自分にボールが入った瞬間、かなりプレスをかけてきた。常にどうはがすか、矢印を斜めにするかを考えていました。ああいったシーンをつくれたのはよかったと思います。あのまま得点につながるプレーができればもっとよかった」(綱島)

前半はプレスの応酬と中盤の潰し合いに多くの時間を費やし、シュート数は東京Vが2本で京都は3本。互いにゴールに迫る回数は少なかったが、一瞬でも隙を見せればズブリと刺される緊張感があった。

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