【西東京4人母子心中】に新証言…母親(36)と死亡男性(27)が事件直前に向かった“意外な場所” タクシーにスーツケースを3つ持ち込み「思いつめた雰囲気でした」

 社会部記者によると、 「亡くなった野村さんが、昨年3月から練馬区内の賃貸マンションを借りていたことが分かり、警察は部屋の捜索に乗り出しました。まもなく部屋のクローゼットの中で中窪新太郎さん(27)の遺体が見つかったのです。2人は交際関係にあったと見られています。司法解剖の結果、中窪さんが殺されたのは、野村さんが亡くなる5日前の12月14日から15日にかけてと推定。その後、野村さんは現場となった部屋を何度も訪れ、消臭剤や空気清浄機を持ち込んでいたことが分かっています」  あくまでも推察の域を出ないが、2人が親しい間柄だったのであれば、事件の直前に何らかのトラブルが起きた可能性は否定できない。  野村さんの遺体が発見された日から、遡ること16日前の12月3日、水曜――。  実は、この日に中窪さんと野村さんが羽田空港へ向かっていたことが判明した。2人を空港に送り届けたというタクシー運転手は次のように明かす。 「その日の午後14時頃、駅のロータリーでお客さんを待っていたら、パーカーのフードを被った30代の女性がスーツケースを持って乗車してきたんですね」

 当然ながら、運転手はこの“女性”が野村さんだと知る由もなかった。だが、 「年末に警察が私を訪ねてきて事情聴取を受けたんです。話を聞かれている途中で、警察が調べているのが、いま話題になっている“西東京市の事件”のことだと気付きました。どうやら捜査の過程で、亡くなった女性を乗せたタクシーの領収書を見つけたようです。それが私のタクシーだった、と。警察からは2人を乗せた経緯や経路、当時の様子などを聞かれました」  その日、野村さんを乗せたタクシーが駅を出て向かった先は“練馬区のマンション”だった。中窪さんが遺体で発見された、あのマンションである。 「彼女はそのマンションで降りたんですが、“今日、この後、友だちと羽田空港に行く予定があるから、タイミングが合えば迎えに来てくれませんか”と提案されまして。ゆっくりと穏やかな口調でしたね。それで私の連絡先を伝えたら、1時間後くらいでしょうか、実際に彼女から電話が掛かってきました」  野村さんに呼ばれた運転手が再度マンションを訪れると、彼女は黒っぽい服装の若い男性と連れ立って現れたという。その男性は、報道で顔写真を目にした“中窪さん”その人だったと証言する。 「“友だち”と言ってたから、てっきり女友達だと思っていたんです。どういう関係なのか分からず、少し違和感がありましたね」  運転手の違和感はそれだけではなかったという。中窪さんはスーツケースを2つも引きずりながら出てきたのだ。 「女性の分も含めるとスーツケースが3つという状態。車のトランクに入りきらず、スーツケースのうちひとつは後部座席の真ん中に置かせてもらいました。どうしてこんなに大荷物なのか不思議に感じました。“夜逃げでもするのかな”と思ったほどです」


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 2人が羽田空港からどこへ向かったのか気になるところだが、運転手は「分からない」と首を傾げる。というのも、 「車内で2人は全く会話をしていませんでした。空港まで1時間ほどの道中、2人は窓の外ばかりを眺めて、たそがれちゃってる感じというか……。どこか思いつめた雰囲気すらありました。結局、彼女の“19時のフライトに間に合うようにお願いします”という言葉しか聞いてません。運賃の支払いも女性がしました。男性は支払う素振りも見せなかったですよ」  2人を降ろしたのは、羽田空港の第一ターミナル。ということは、国内のどこかに飛行機で移動したのだろう。  それにしても週の真ん中“水曜日”の日中である。子どもたちを置いて旅行に出かけようとしたのか、あるいは“駆け落ち”ということなのか……。  謎に包まれた“事件”に、さらなる謎が加わった。 デイリー新潮編集部

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