再結成のオアシス 16年ぶりとなる来日公演に東京ドームが熱狂 2日間で10万人超を動員

来日公演を東京ドームで開催した「オアシス」のノエル・ギャラガー(右)、リアム・ギャラガー(C)Big Brother Recordings

 英国を代表する世界的ロックバンド「オアシス」が25、26日、16年ぶり通算12度目の来日公演を東京ドームで開催。2日間で10万人以上の幅広い世代のファンを熱狂させた。

 2024年にデビュー30周年を迎え、待望の再結成を発表したオアシスのワールドツアー〈Oasis Live ’25〉は、今年7月のカーディフ公演を皮切りにイギリス、アイルランド、カナダ、米国、メキシコ、韓国と29公演を開催。

 会場にはツアー30公演目を迎えた東京ドームのステージにノエル・ギャラガー(58)とリアム・ギャラガー(53)の兄弟が取り合った手を高く掲げて姿を現し、ハグを交わすと、この日を待ちわびた超満員の大歓声に包まれ、この時点で既に感動のあまり涙を浮かべるファンも。

 度重なる兄弟げんかの末、一度は解散となった2人の和解の祝福に沸く会場にリアムは「ここにはオアシスのバイブがある。TOKYOのバイブだ!」と開幕を高らかに宣言。「帰ってこられてうれしい」と歌う「Hello」を皮切りに、往年のヒット曲「Whatever」「Wonderwall」「Cigarettes & Alcohol」「Live Forever」などアンコールを含む全23曲を披露した。

 オアシスを代表するアンセムとして愛され続ける「Don’t Look Back In Anger」の大合唱では、会場外でも駆け付けた大勢のファンが音漏れに合わせて”伝説の一夜”に酔いしれた。

 日本公演の後はオーストラリア、アルゼンチン、チリを巡り、11月23日のブラジル・サンパウロで全41公演のツアーファイナルを迎える。再結成から約1年、世界を再び席巻する”ロックンロール・スター”の完全復活を印象づけた。

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